両 片 想 イ 。 【キメツ学園】

#05 ページ5

『あの、炭治郎さん。何をするおつもりですか』

「コーヒーを飲むんだよ？」



炭治郎は、それ以外に何があるとでも言いたげな
顔をした。いや、いやいやいや



『馬鹿なの！？なんでインスタントコーヒーを
ここで飲むんだよ！？』

「自分で作った方が美味しくない？」

『お湯入れるだけだろーが！』

「ちょっとA！声が大きいって」



善逸はぎゃーぎゃー騒ぐ私の口を手のひらで
抑えた。

すると今度は炭治郎が「まずい！！マグカップを
持ってくるのを忘れてしまった！」と騒ぎだした。





･





『炭治郎のせいで追い出されちゃったじゃん！！』

「俺はいつでもどこでもインスタントコーヒー派
だっっっ！！！」

『知らねーよ！』



あの後、あまりにも私たちが騒がしいから
ス〇バの店員さんに「他のお客様のご迷惑に
なりますので^^」と笑顔で半ギレされながら
店を追い出された。



『あーあ、本当に2人とも子供！
ぎゃーぎゃーぎゃーぎゃーうるさいし！』

「同い歳だし。Aもうるさかったし」

『冨岡先生とだったらこんな事にはならない
のに』

「普通は追い出されることなんてないんだよ」



善逸の正論を全て無視して私は冨岡先生との
ス〇バデートを妄想する。


先生は私が飲んでいる姿を真剣に見つめてくるの。
それで、ふと目が合った時に微笑んでくるの。

あ、もちろん冨岡先生はブラックを好んでいるの。

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