両 片 想 イ 。 【キメツ学園】

#14 ページ14

冨岡side

「お！冨岡、今日は半袖の日か？
珍しいな！」



煉獄は俺の背中をﾊﾞﾝﾊﾞﾝと叩いた。
朝から叩かれるのは辛いものだ。
(※自分も生徒にやっています)



「あれ、ほんとじゃん。なんで半袖なんだよ。
今日そんなに暑くなくねーか？」



面倒臭いのが増えた。宇髄だ。



「おい、あからさまに嫌そうな顔を
するんじゃねえ」



･



「Aが第3ボタンまで開けて登校して
きたぁ！？」



俺は宇髄の頬を親指と人差し指で思いっきり
つねった。
こいつはいちいち声がでかい。



「いててててて!!!…んで、ジャージ貸したって
ことか」



無言で頷くと煉獄が笑い声を上げた。



「Aも随分大胆な事をするんだな！」

「理性が飛ぶかと思った」

「それは災難だったな、冨岡！」



実際に理性が飛んでいたら大問題になるだろう。
ニュースにも連日顔写真が公開されることになる
だろう。それだけは絶対に避けたい。



「ていうかなんでAはそんな派手なこと
してたんだろうな」



宇髄は腕を組んで首を傾げる。
そんなの俺が知りたい。Aは地味が取り柄
なんだ。(失礼)



「そりゃあ、あれだろう！好きな人に
色仕掛けでもしようと思っていたんだろう！」
(↑勘が鋭い煉獄先生)

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