両 片 想 イ 。 【キメツ学園】

#13 ページ13

「シャツのボタン取れたのか？」

『「は？」』



予想外の言葉に私と善逸はあんぐりと
口を開けて固まった。



「これでも着ていろ。風邪をひかれては困る」



冨岡先生はそう言うと着ていた青色ジャージの
上着を脱いで私の肩にかけた。

冨岡先生の半袖姿…！じゃなくて怒られるのを
期待したのにぃぃい！？あ、Mじゃないですよ？



「我妻、お前の髪の毛はどうにかならないのか」

「だから、これは地毛でs「口答えをするな！！」



スパーン!!!といい音が響く。
これは冨岡先生が善逸をビンタした音だ。





･





「はぁぁぁ！？色仕掛けが通用しなかったぁ！？」

『そうなんだよ、まぁ冨岡先生の上着借りれた
からラッキーなんだけど』



私は冨岡先生のジャージに顔をうずめた。
あー、いい匂い^^



「色仕掛けっつーか単にお前の色気がないから
無反応だったのかもな」

『伊之助くん？^^』



伊之助は伸びをしながら大きな欠伸をした。



「でもよかったね〜！借りたジャージを返しに
行くって言う口実でまたお話できるよ」



炭治郎は保冷剤をハンカチで巻いたものを
善逸のほっぺに押し当てながら眩しすぎる笑顔を
向けた。

#14→←#12

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す