両 片 想 イ 。 【キメツ学園】

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きっかけは4か月前にあった入学式！

式の真っ最中に体育館の扉が勢いよく開いたと思ったら食パンを口にくわえた彼がいた！！


もうね、そこだけでもお茶目な人なんだなって
キュンと来ちゃったよ！


でねでね、トドメが「…すまん、寝坊をした」
だよ！？食パンもそもそ食べながら寝坊を
しただよ！？教師が！！入学式に寝坊！！


その瞬間私の心は冨岡先生に奪われたってわけ！



「いや、全然意味がわからないんだけど」



さっきから無言で私の話を聞いていた善逸が
やっと口を開いた。



『はぁ？意味がわからないって意味がわからない』

「まずさ、キュンってなるところがおかしく
ない？全く共感できないんだけど」

『あーはいはい。善逸はお子様だもんねー』



私は善逸が手に持っているス〇バのアイスコーヒー
を指さした。


これはただのアイスコーヒーではない。


ガムシロップ5個にミルクを5個入れた超甘い汁だ。
もはや何がしたいのかわからない。

『最初から甘いの頼めばいいじゃん』と聞いても
善逸は「これが美味しいんだよ」と言う。


彼の味覚が心配だ。





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#01 AA
キメツ学園高等部2年生。華の女子高生。
冨岡先生大好きな女の子。
みんなから地味地味言われすぎて困っている。
至って普通の平凡な女の子()

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