【ヒジキ王国】対人恐怖症の儚げ美少女 (ページ3)

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儚げ　2 ページ3

キヨside

あぁ、暇だな。

目の前でジャングラーが色々芸してるけど

まじきょーみねぇー。

ていうか一番面白くねーのが
俺をみたら道をあけて怯えている町人なんだがな。

「どーすっかなー」

俺はそんな町人を無視し、辺りをみまわす。

気分でこっそり城を抜けてきてやったが、てゆーか、書類がめんどくさくなったから抜けてきたっていうのが
本音なんだが。

ま、フジにまかせとけばいいし。

大臣権利乱用して果物貰ったり、
そんなんしながらも道をサックサック進んでいった俺の前には………

『やっ…ひっ…………ごめ、なさ……い。触らないで……!!』

くっそビビってる女と

「いーじゃねーか、じょーちゃん。
此方こいよ。一緒に遊ぼーぜ。」

キモチわるいおっさん……ｹﾞﾌﾝｹﾞﾌﾝ
おっさんが……あっ同じだわ………
まいっか。

顔が隠れてよく見えないが女がそいつらにナンパされてるのは分かった。

「ﾁｯ､めんどくせー所見ちまった」

踵を返して帰ろうと思ったが、

「そーいや。国王がそんまえ、
なんで城には可愛らしい女の子が居ないの！？とか
いってたなー。…………」

別に俺はいらねーんだけど。

俺は気が変わってそのおっさん達に
近づいた。

「おい」

「あぁ！？…ﾋｯ!!てめぇは大臣？！？！うわああああぁぁぁっっっ!?!???」

俺がおっさんに手を置くと一目散に逃げていきおった。

ﾊｧ…………