inショッピングモール ページ6
徒歩10分の大きな、
ショッピングモールは真新しい。
平日だから人はそう多いくないが、
放課後ということもあって、
少し強面な人達がたくさんいる。
チャラ男Ａ「なぁなぁ、そこの髪の長い子〜？
スタバ一緒に行かない？」
急に背後から話しかけられて、
すごく驚いた。
「え、ぁの、え」
しどろもどろに話す私。
こんな感じで話しかけられることは、
よくあるけどなれてない。
秀太「これ、俺の彼女なんだけど？
…気安く話しかけんな」
チャラ男Ｂ「ちっ、なんだ彼氏いんのかよー」
いつもの何倍も声のトーンを落として、
秀太は言った。
ココロはやっぱり女子だから不覚にも、
キュンと胸が鳴ってしまう。
「ごめっ、秀太ありがと…」
真っ赤になった顔を
秀太に見られたくなくて、下を向く。
秀太「あーもー…/////」
優しく暖かい秀太の手が、
ポンポンと私の頭を撫でてくれた。
秀太「…よしっ、行くぞ」
20分後、お目当てのトリートメントを
買うことに成功。
ショピングモールからでたら、
空は綺麗な夕日に包まれていた。
「秀太、今日はありがとうやで…？」
秀太「いや、俺が唐突で言ったことやし、
こっちこそありがとう笑笑」
「じゃあ、また明日あおーな！！」
手を振って家に入ろうとしたら、
いきなり秀太に腕を掴まれた。
今日2回目だ…
秀太「與に気をつけろよ…」
「え？真司郎に？なんで？」
秀太｢いくら幼馴染みでもアイツも男だぞ？」
「分かってるよー、だいじょぶ
真司郎はそんな事せーへんから、
じゃ、ばいばいー」
心配する秀太を振り切って、
私は真司郎のいる家にはいった。
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作者名：れんたろーくん. | 作成日時：2017年3月13日 7時
