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雑巾四枚 ページ4

今日も学校に行くと皆が不思議そうに見てくる。

親友が居ないから。


それでも話しかけては来ない。
当然だろう、浮いている存在だし、親友が話してはいけないようにしていたから。

ーーーーでも一人話しかけてきた。



「ねぇ。なんでいつもの奴居ないの?」



いつもの奴とは親友のことだろう。



つい返事をしたくなるが話してはいけない。親友が言ってたし。

それでもずっと話しかけてくる。

「話さないの?ーーーーーーそれとも話せない?」

図星をつかれた。話してはいけない。それだけだったから、コクリと頷いた。


「話せないのか…。じゃあ紙に名前書いて?」


差し出された紙に名前を書くと


その紙にかれが自分の名前も書いた。

一ノ瀬 彼方って言うらしい。




「これからよろしく。A。」


〜こちらこそ〜


つい笑みがあふれた




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作者名:おむ猫くん | 作成日時:2019年4月20日 12時

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