星が見えない夜空 (ページ3)

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Ｎｏ.２ページ3

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「三ツ〇サイダー … 三ツ〇サイダー … … あ …」

三ツ矢〇イダーを探してる中、お酒コーナーにすごく背が高くて前髪が長い男性を見つけました。

あまりジロジロ見るのも失礼なので直ぐに視線を戻しましたが … 、ちょっと私の好きなアーティストさんに似ててちょっと口角が上がってしまいました … 。

絶対違うのに … だってここ … … 、いや、待て、

ここは田舎じゃない、東京だよ？もしかしたら …

い、いやいや！変な期待を持つのはやめよう …

違うよ、うん、絶対違う。

さあ、さっさと買って帰りましょ

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「 5本も … 買ってしまった … 」

こんな状態にも関わらず、馬鹿なことに
5本も買いコンビニを出てそうそうに後悔をする私 … 。

松葉杖をつき、片手には三ツ〇サイダー5本入った袋を持ち、若干の上り坂を歩く。

これでも正直辛いのだが、

だがここで更なる追い打ち。

まさかの後ろからの自転車の追突。

勿論私は倒れ、自転車と乗ってた人も倒れる。

この人本当どこ見てたの？！

大人気なくも痛さに半泣きでそんな事を思っていればこちらをチラチラと見て軽く謝られ。

「ってて … 、すみません … 大丈夫ですか？」

「だ、大丈夫っ … で … す … 」

「そ、そうですか … 、じ、じゃあ僕はこれで … 」

えっ？！帰る？！帰っちゃうの？！

そう頭の中でツッコミをいれてるうちに

追突してきた人は動揺した様子で頭を下げ、さっと自転車を起こし行ってしまった。

「う"ぅ … 」

取り敢えず通行人が通れるよう少し端に寄って

右足押さえながら小さなうめき声を漏らす。

そう一人悶えていたら、まさかあの人が、

声を掛けてくるなんて思っても見なかった＿＿＿｡