かわいさしかない ページ10
(向井side)
Aちゃんをだっこ。
大人いうてもAちゃんは小柄やから、簡単にだっこできる。普段は大体さっくんがだっことかぎゅー担当やからあんまり俺はスキンシップせぇへんけど…
ふわふわや…やば…
前にめめやだて、しょっぴーが、やわらかい言うてたけど。んでAちゃんは太っていると！？って怒ってたけど。
こんなくらいがええやん…やわっこくてかわええ…
宮「康二、ひたってないで、俺ともお話しさせてよ」
ラ「俺も！俺も！」
向「あ、おん、ごめん！Aちゃん、みんなお話ししたいんやって」
A「…ぅー…」
向「大丈夫やで？みんな、康ちゃんと大ちゃんのお友達やで？」
A「…そうなの？」
向「そう！な、さっくん！」
佐「そうよー！あ、じゃあさ、お手手つないであげるから、みんなとお話ししよっか」
A「ん…がんばるぅ…こーちゃん、おりる」
向「お？はいよ」
俺から降りたAちゃんは、さっくんのとこにぽてぽてと歩いてって、きゅって手を握って、さっくんのちょっと後ろに隠れる。かーーわえぇなー！もー！
前にちっさいころのAちゃんの写真見せてもらったことあるけど、そんときもお母さんの足に隠れとった。
こんな感じで、今まで生きてきたんやな。かわええやん。
宮「Aちゃん」
ラ「え、なんか変な感じ」
宮「臨機応変だよ。俺は宮舘です。宮舘涼太っていいます」
A「みゃー…て？」
宮「そうだよ。宮舘」
A「みゃーくん」
宮「うん、みゃーくん」
A「みゃーくんは、おーじさま？」
宮「どっちかといえば王様かな」
A「みゃーさま！」
宮「ふふ、それもいいね」
やさしい笑顔でAちゃんの頭を撫でるだて。
撫でとる姿はよく見るけど、あんな表情は初めて見たかもしれん。あんな顔できるんやな…
ラ「つぎはおれ！」
A「にゃ！！」
ラウがずいっと姿を見せたら、びくってしてさっくんの後ろに隠れた笑 なんやろ、初めて会ったときのAちゃんを思い出すわ…ちっさくなってもおんなじなんやなぁ。
佐「ラウ、お前でかいわ笑」
ラ「あ、ごめん…Aさん、こんにちは、僕はラウールです」
A「…らう」
ラ「そう！ラウだよー！」
A「らう、おっき？」
ラ「うん、僕はおっきいよー？」
A「らう、たかいたかいしてくれる？」
ラ「する？いいよ？」
A「きゃははっ♪」
たかいたかい…
え！ええなぁ！！
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作者名：まめ
| 作成日時：2023年4月30日 23時
