ゆり組の話 ページ4
G「３つ数えて手を叩いたら目を覚ましますよ。3,2,1… ぱんっ！」
阿部ちゃんが翔太くんの前に連れてきたのは…はい、皆様ご存知、だてさんです。
さすが阿部ちゃん、ゆり組を見れる機会は外さない。
だてさんの表情的にもノリノリじゃないですか、口角上げちゃって…なんだかんだこういうの好きですよね、あなた。
背もたれに凭れきっていた翔太くんの目がゆっくりと開かれ、だてさんを視界に捉えた。
と、
.
宮「翔太？」
渡「……っっ///」
.
あら
照れた
.
宮「翔太？」
渡「……くんな！///」
宮「翔太ー？」
渡「来んなって！///」
.
あーー、あれはだてさん、完全に面白がってるな…
私の隣では阿部ちゃんが悶えてるし…
.
宮「おいで？」
渡「はぁ！？」
宮「ぎゅってしてあげるから、おいで？」
渡「やだよ！」
宮「なんで？拒否されるのは悲しいんだけど…」
渡「な！だ！だ……って……」
宮「だって？」
渡「だって…」
.
渡「みんな、みてる、だろ……」
.
う――――――――――わぉ。
あ、阿部ちゃんが死んだ。
.
宮「あっち、ベッドあるし鍵をかけられるから行こうか」
渡「え？は？」
宮「２人きりになれるよ、行こう」
A「わ！ちょちょちょちょ、だてさんストップ！それ以上はあかん！！！！」
.
翔太くんの肩を抱いて、ベッドがある個室に連れていこうとするだてさん！！あかんて！！
もー、あの人何でもアリなん！？やめてや！！！
.
宮「あまりにも翔太が可愛かったから」
A「家でやってください」
阿「ジャス……ティス……」
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作者名：まめ
| 作成日時：2023年4月30日 23時
