ちびれんくん7

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海人side

廉が機嫌が悪かった日から

早いものでもう2週間がたった。


廉「がたんだーん」

「楽しそうだね笑」

神「この前機嫌悪かったのが、嘘みたいだね笑」

「ほんと。まぁいいことじゃん？」


今日は俺と神宮寺がオフで

紫耀が16時までのお仕事。


岸くんと玄さんは泊まりのお仕事。


神「だね」


今はお昼を食べ終わって

お昼寝までの数十分のお遊びタイム中





*









*





廉「ふわぁっ…んんぅ…」

「あれ、お眠かな？」

神「ほんとだ。目擦っちゃ駄目だよー？」


そう言いながら、神宮寺が

廉の手を優しく目から離す。


廉「んやぁっ…」

「よしよし、おいで？」


もう眠くてご機嫌ななめな廉くんを

抱っこ紐に入れて背中を優しくトントンしてあげる。



廉「すぅ…すぅっ…」

「寝ちゃった」

神「寝た？」

「うん、超熟睡してる」


けど、最近抱っこ紐に入れて眠って

布団に寝かせると起きちゃったり

いつもの半分の時間しか昼寝してくれないの。


神「じゃあずっと抱っこだね笑」

「うん、頑張る笑」


なんて話をしながら、廉が寝てても出来る

家のことを神宮寺と協力しながら進めていく。






*











*



それから約2時間あまり

抱っこ紐の中で熟睡してた廉くん。


「ん？ねぇ、じんぐーじ！」

神「はいはい、どうした？」


家事も一段落して

廉の可愛い寝顔でも見て癒やされよーかなと思い

目線を下げた所で廉の異変に気付いた。


「なんか、廉の右ほっぺ腫れてる気しない？」

神「え、どれー？……あー若干腫れてるかもね」


そして、きっと俺と神宮寺

同時に同じことが頭の中に浮かんだと思う。


「ねぇ、これって…」

神「うん。あれ…だよね」


もうこの会話だけで、分かる。

やっぱりそうだよね。





*









*





すぐに家を出て、病院に向かった。


「お願いします」

受付「では、こちらに記入と体温お願いします」

「はい」


廉を神宮寺に抱っこしてもらって

俺は受付を済ませる。


受付の方から記入ボードと体温計を受け取って

神宮寺と廉のところに戻る。


「お熱だけ測ってもらっていい？」

神「おっけい」


神宮寺に体温計を渡して

その間に俺は問診票を記入する。




*






*




熱も測れて、記入も終わって

受付に出して呼ばれるまで暫く待機。


廉「んんっ…」

「しんどいかな？」


待ってる間もグズグズな廉。

早く呼ばれないかな…。

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