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渡辺先生side
「痛くない？」
廉「ん、ないない、なった…」
割と早めに、痛み止めのテープが
効いてきたみたいで良かった。
廉「早く、明かりゅくならないかなー」
「予備電源に変わるはずなんだけどなぁ」
うちの病院はまぁまぁ大きいから
割とすぐに予備電源に切り替わるはずなんだけど
中々切り替わらなくて、ちょっと内心焦ってる。
廉「よび、でんげん？」
「そう。代わりの電気さんがあるんだけけど、中々その電気さんが出てきてくれないの」
廉「困りゅね〜」
何て話してて気づいた。
ちびれんくん、こんなに可愛いんだ。
いつも診察の時くらいしか会ってないから
ちゃんとお話しする機会がなかったけど…
こんなに可愛いんだね、廉くんって。
「困るね。でも、多分もう少ししたら電気が付くと思うから。安心してね？」
廉「あい！」
＊
＊
それから一応、廉くんの診察。
「ポンポン、見せてね〜」
廉「ぁい…」
ちょっとテンションが落ちちゃってるけど
大事な事だから、すこーしだけ頑張ってもらいましょう。
「うん、ちょっとドクドク速いね。苦しい？」
廉「…ん、ちょっと…」
暗くて不安になってるのかな…
あまり長い事、この状態が続くのは良くないよね。
「酸素当てよっか」
廉「んっ…ヒック…」
「大丈夫、大丈夫。すぐ海人くんにも会えるし、電気も戻るからね〜」
ついに限界が来て泣き出してしまった廉くん。
背中を優しく摩りながら
酸素マスクを当ててあげる。
＊
＊
廉くんが落ち着いたタイミングくらいで
コンコンとドアがノックされて
小さく返事をすると、現れたのは
黒崎先生だった。
「お疲れ様です」
黒崎「お疲れ様です。電気なんですけど、復旧に後最低でも1時間はかかるみたいで…予備電源には変わらないらしくて…」
「え、そうなんですか」
黒崎「はい、先月の停電で予備電源を使ってしまって…今電気の備蓄がないみたいで…」
そんなドラマみたいなお話しが現実に
あるんだーなんて思いながら、返事をする。
「そうなんですね、なら1時間はここで待機って感じですか？」
黒崎「ですね。海人くんは仲待合室の方で待機してて、明るくなったら合流って言う感じで…」
「分かりました」
ちゃんと情報交換もして
黒崎先生に廉くんを診察してもらって
小さめの点滴パックを投与して様子を見つつ
電気が回復するまで待つ事になった。
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黒瀬優花(プロフ) - はるきさん» はるきさん、こんにちは。いつもコメント下さりありがとうございます。今回初めて渡辺先生の誕生秘話…というか、名前の由来をお話しさせて頂きました〜笑長く出てほしい方なので、しっかり決めておいた方がいいかなぁと。part8でも変わらずよろしくお願い致します (2022年6月12日 8時) (
レス) id: b90b4ec0c7 (このIDを非表示/違反報告)
はるき - 黒瀬優花さん» 最新話、見ました。お花とか石を集めるちびれんは見てて微笑ましかったです。渡辺先生は好きだったアニメのキャラの名字から取ったんですね。サブキャラの設定もちゃんとしててすごいです。渡辺先生にはこれからも期待してます。7章お疲れ様です。8章も頑張って下さい。 (2022年6月12日 7時) (レス) id: 801ad08d69 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬優花(プロフ) - みんさん» みんさん、折り返しのご連絡ありがとうございます。私も記載せず、申し訳ないです。また今度ご縁がありましたら、よろしくお願いします (2022年6月7日 22時) (レス) id: b90b4ec0c7 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬優花(プロフ) - 柳りゅさん» 柳りゅさん、こんばんは。お久しぶりです。リクエスト下さりありがとうございます。お応えさせて頂くまでかなりお時間頂きますが、必ず書かせて頂きますので待っててくださると嬉しいです^^ (2022年6月7日 22時) (レス) id: b90b4ec0c7 (このIDを非表示/違反報告)
みん(プロフ) - お返事ありがとうございます。残念ですが、リクエストは諦めます。すみませんでした。 (2022年6月7日 21時) (レス) id: 213d202e18 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒瀬優花
| 作成日時：2022年3月2日 20時
