ちびれんくん6

▽ ページ21

海人side

岸くんと2人

廉と紫耀の帰りを待ってる事、数十分。


廉「ふぇぇ…涙」

「えぇー、どうしたのー？」


トイレから紫耀と廉が戻ってきた、はいいけど、

行きとは打って変わり

紫耀に抱っこされて、えんえん泣いてる廉。


岸くんと2人で

傍に駆け寄って、頭を撫でてあげる。


岸「紫耀、どうした？」

紫「それが＿＿＿お腹が痛いみたいで、、でも肝心なのは出てないんだよね〜」


うわぁ、マジか、、

それ一番嫌な奴じゃん。


お腹が痛いのに、出ないって。

大人でもかなり、辛いよね。


「まじか、、痛いね〜」

廉「ふぇぇ…ポンポン、たい〜涙」


必死にお腹が痛い。と訴えてる廉。

ここで痛み止め飲ませちゃったら意味ないし、、


かといって、そのままにしておくのは可哀想だし。

どうしたらいいんだろうか。


岸「とりあえず、お腹に毛布かなんか掛けとこ」

紫「だね」


俺がどうしたらいいのかと

頭の中で考えてると

岸くんがそう発言した。


紫「れーん、お腹に巻き巻きしようね〜」

廉「んぅ、涙」


かなり痛いんだね。

顔色、悪くなってきちゃってるもん。


岸「海人」

「ん？」


廉と紫耀を見守ってると

小声で岸くんが俺の名前を呼ぶ、


岸「温かい、お茶かなんか持ってきてあげて？」

「分かった」


岸くんの言葉に頷いて

キッチンに向かって、温かい飲み野茂を用意する。




＊





＊



「れーん、温かいお茶だよ〜？これで少しはポンポンの痛いの違うからね〜」

廉「ん、」


一応、猫舌な廉が飲んでも大丈夫な熱さにしたつもり。


「どう？熱くない？」

廉「ん、ちょーどいい。あーと」


弱々しい笑顔で

そう言ってくれる廉。


早く元気になろうね、




＊





＊



温かいお茶を飲んでから

少し腹痛が良くなったみたい。


だけど、、一向に出てくれなくて…


廉「んんぅ〜」


廉はご機嫌斜めちゃんに…


紫「早く出ると良いなぁ〜」


そう言いながら廉のお腹を

毛布の上からそっと撫でてる紫耀。


「ほんとだよ。あ、そうだ。廉、さっき紫耀と一緒にお菓子作ったの。食べる？」


そう聞くと、小さく頷いてくれた


「ちょっと待っててね」


廉の頭を撫でてから立ち上がり

さっき作ったお菓子を持っていく。


「どーぞ」


廉に手渡すと、はむっと

口の中に入れてくれた。


「どう？」

廉「おいちーよ？」

「良かった〜」


初めて作るお菓子だったから

不安だったけど、上手く出来たみたいで良かった。

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