▽ ページ24
紫耀side
それからご飯食べれる？と
聞くけど首を横にぶんぶん振ってる廉。
玄「ダメか―」
「うん。あちょっと和室行ってくるわ」
玄「え、うん、いいけどどうした？」
「おむつ」
その単語だけ発すると
全てを分かってくれたらしい玄樹は
ご飯作っておくね、そう言ってキッチンに向かった。
＊
＊
さっき、廉を抱っこした時に
不意に感じたお尻の違和感。
うん、絶対あれですね、
と分かって和室に連れてきて
戸を閉めて…汚れてもいいタオルケットの上に廉を寝かせる。
廉「んぅ、やぁ」
「やだね、ごめんね〜」
横にされることが嫌なのか
起き上がろうとするから、廉を再度寝かせて
お腹をトントンしてとりあえず落ち着かせる。
「れん、お尻気持ち悪くない？」
廉「あい、」
やっぱり、自覚あったんだね。
そう思いながら、オムツを交換するとびっくり。
下してることは下してるんだけど
その色が、白っぽくて…。
え、これヤバイやつじゃない？
「玄樹ー！ちょっと来て〜」
和室からそう叫べば、すぐに来てくれた
玄「どうしたの？」
「これ」
玄「え、これ…」
「うん、絶対やばいよね」
玄「病院行こう」
玄樹に見せると一瞬にして顔が険しい表情に。
オムツを変えて、玄樹が
病院に行く準備をしてくれた。
と、玄樹の動きを目で追ってると
廉がクイクイと俺の服を引っ張ってることに気づいた。
「どうし…って、気持ち悪いね！大丈夫だからね！」
すぐに視線を廉に戻すと
顔色は真っ青で、手は口元にあって
必死に吐き気を我慢してるようだった。
洗面器を顔の近くに出して背中を摩れば
すぐにげほげほっと酷く咳き込みながら吐き出す廉。
「大丈夫、大丈夫。怖くないよー？しょお居るからね」
前に話してくれたんだよね、
ゲーするのが怖いって。
だから怖くないよーってなるべく声かけをするようにしてる。
＊
＊
それから少しすると吐き気も治まってくれて
でも、また体力を奪われた廉は
俺の方にぐったりと倒れこんだ。
「よく頑張ったね」
口元を拭きながら廉にそう声を掛けてると
後ろから気まずそうに俺の名前を呼ぶ玄樹の声が＿＿
「どうした？」
玄「俺、急に仕事入っちゃった…ごめんね？」
「全然。1人で大丈夫だし。お仕事頑張って」
そう伝えると、ありがとう。と
お礼を残して家を出て行った。
相当時間がやばいんだなと
思いながら、廉を抱き上げて車に乗り込んだ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 401人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「病系」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
黒瀬優花(プロフ) - 柳りゅさん» 柳りゅさん、こんにちは。お返事が遅くなってしまいすいません汗そう言ってくださってとっても嬉しいです^^昨日更新出来なかったので、今日こそは更新したいなと思っておりますので、待っててくださると嬉しいです♪ (2021年12月15日 10時) (
レス) id: b90b4ec0c7 (このIDを非表示/違反報告)
柳りゅ - ちびれんのつづき楽しみです🖤🖤 (2021年12月14日 20時) (レス) @page40 id: 4827c2bff1 (このIDを非表示/違反報告)
H、H(プロフ) - はい (2021年12月8日 16時) (レス) id: 6484f6fe2e (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬優花(プロフ) - H、Hさん» H、Hさん、こちらこそありがとうございます。私なりのペースではありますがこれからも更新頑張っていきますので、よろしくお願いします(__) (2021年12月7日 18時) (レス) id: b90b4ec0c7 (このIDを非表示/違反報告)
H、H(プロフ) - ありがとうございます。これからも頑張ってください (2021年12月7日 16時) (レス) id: 6484f6fe2e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：黒瀬優花
| 作成日時：2021年10月4日 22時
