▽ ページ10
紫耀side
何とか起きずに点滴が繋がった
先「2時間くらいで終わると思いますので、その頃様子見て、2本目投与するか判断しますね」
「分かりました」
渡辺先生は、他にも用事がある為
部屋を出て、何かあったら廉の頭の上あたりにある
赤いボタンを押してくださいね。そう言ってくれた。
＊
海「起きずに点滴まで出来て良かったね」
「だな。まぁ起きちゃったら絶対、ギャン泣きコースだと思うんだけどさ笑」
海「あー…笑想像できるわ」
かなり熱が高くてしんどいのか点滴が終わるまで
起きなかった廉。
先「起きてないですね。良かったです。んー…まだ熱高いですね」
「はい…」
廉のおでこを触りながらそう呟く先生。
海「もう1本、ですか？」
先「そうだね。その方が早く体も楽になると思うし」
という事で、2本目の点滴が繋がった。
＊
海「そういや廉って、大人の時もそうだったけど、あまり2本目受けたことないよね？」
「あー…確かに。何気初かも」
確かに。海人に言われてみて気づいた。
廉は体がそんなに強くないけど、いつも点滴は1本で済んでた。
けど、今回はかなり熱が高いのか
それとも廉の体のことを配慮してなのか分からないけど
2本目を受けてる廉。
海「だよね。これでいくらか廉の体のしんどさが違ってくれればいいね」
「うん。だね」
＊
それから2本目も終わり、だいぶ顔の赤みも引いてきて
寝苦しいのか、眉間にシワを寄せてたけど
今は少し穏やかな表情で海人の腕の中で眠ってる
「ありがとうございました」
先「いえいえ。また何かありましたら、来てくださいね」
そう先生に温かい言葉まで頂いて…
海人と車に戻って、廉をチャイルドシートに
寝かせて、車に積んであった小さめの毛布を掛けてあげて
ゆっくりと安全運転で家に帰る。
海「俺和室に寝かせてくるね」
「うん、お願い」
家に入って、海人が廉を起こさないように和室に連れて行ってくれて
いつも敷いてある布団に寝かせてくれた。
「これで熱は無くなってくれると良いな」
海「そうだね。赤ちゃん返りはゆっくり治っていくって、渡辺先生言ってたしね」
「うん。俺らの支え方次第。かぁ…」
そう、実は点滴を受けて待ってる間
渡辺先生がアドバイスをくださったんだ。
赤ちゃん返りは決して悪い事ではなくて…
下の子が出来れば、大体の子は通る道
俺ら大人の接し方だったり、環境によって
治るまでの期間も変わるらしい。
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黒瀬優花(プロフ) - 由夏さん» 由夏さん、こんにちは。お返事が遅くなってしまいすいません。そして、ちびれんくんとぶつかった男性に関しては、特に深く考えていないので、読者様の想像にお任せ。という形にさせて頂きたいです。これからも読んでくださると嬉しいです^^ (2021年6月18日 15時) (
レス) id: b90b4ec0c7 (このIDを非表示/違反報告)
由夏 - ちびれんくん2の２１ページです。 (2021年6月17日 14時) (レス) id: 233a7fa478 (このIDを非表示/違反報告)
由夏 - ちびれんくん21ページで廉くんとぶつかった男性が誰か良いかアンケートとって欲しいです｡また､廉くんと会わせて欲しいです。 (2021年6月17日 14時) (レス) id: 233a7fa478 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっぴー - 大丈夫です。黒瀬さんのペースでおねがいします。 (2021年5月9日 11時) (レス) id: 233a7fa478 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬優花(プロフ) - 黒瀬 さくらさん» こんにちは。はい、その時は小説内でお知らせしますので是非、リクエスト下さい笑 (2021年4月25日 12時) (レス) id: b90b4ec0c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒瀬優花
| 作成日時：2021年3月15日 16時
