ちびれんくん2

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海人side

20分かけて完食した廉は、もうお眠タイム。


紫「はは、眠いかぁ」

廉「んぅ…すぅ…」

「あぁ、歯磨きが歯磨き！」


慌てて、廉を抱き上げて洗面所に向かって

歯磨きをさせて、寝かせて…


俺らも風呂に入って自室に戻った。

あ、ちびれんは紫耀と寝るみたいです。



「ん？なんかある、」


部屋に入れば、机の上に見慣れないものが置いてあった


近づいてみれば、さっき数枚無くなってた

クッキーと近くに紙が置いてあった。


「ちゃんと袋に入れてある」


クッキーはちゃんと袋に入ってて

手紙を読んでみれば…


かいちょ、いつもあーと!

れんより


拙い字ではあったけど、確かにそう書かれてて


「ヒック、、涙」


思わず泣いてしまった、笑

これだったのか、廉が俺らに目を瞑らせて

1人でせっせと動いてたのは。


そして堪らなくなった俺は、紫耀の部屋に突撃！


「わぁ！みんな居たの？」


紫耀の部屋に居れば、皆も居て

その目は少しだけ赤かった。


紫「みんな考える事同じじゃん笑」


なんて笑ってる紫耀の目も赤いですけど？笑


廉「ふふ、びっくりちた？」

「うん、凄く。ありがとね」

廉「それは廉のセリフ！」

「「え？」」


その廉の言葉にびっくりした。


廉「小さくなって、たくしゃん、迷惑かけてめんしゃい。けど、いちゅも守ってくれて、あーと！」

「「れぇぇん！」」

廉「うわっ！重ちゃい〜！」


廉、迷惑なんて思ってないよ。

一番大変なのは廉本人なのに。




＊




それからこの日は紫耀の部屋で寝る事に


紫「せま！」

「文句は受け付けません！」


ちびれんからのサプライズ貰って

部屋で寝れるわけないじゃん！



と自分勝手な理由付けて

みんなでちびれんを囲うように、守るようにして

深い眠りについた。


翌朝、起きると既にちびれんが起きていて


「写真撮ってるの？」

廉「あい！みんな、仲良し〜」


大人の廉が使っていた、スマホを何処からか取り出して

みんなの寝顔をパシャパシャ撮っていて…


廉「かいー、これみんなにどうぞする〜」

「あ、グループメールに送るの？」

廉「あい！」


みんなが入ってるグループメールに写真を送れば

満足そうな顔をしてスマホを眺めてる。


廉、今回はクッキーづくり楽しかったね。

サプライズがあった時はびっくりしたよ。


これからも沢山楽しい事しようね。


end.


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「いつもありがとう」完結です。

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