ちびれんくん2

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海人side

それから、あっという間に45分が経過してて…


廉「あ！いい匂いしてきちゃ！」

玄「だねぇ、見に行こうか！」

廉「あい！」


廉は玄樹くんに抱っこされて、キッチンへ向かった。


「どーお？」

廉「ん！出来ちゃ！」


丁度焼きあがったみたいで、玄樹くんが取り出してくれてる。


「手、気を付けてね」

玄「うん。ありがと」


熱くない手袋をしてるとはいえ、やっぱり

少しは熱いわけだし…怪我したら大変だからね。


それから俺とちびれんで

クッキーにデコレーションをする事に。


チョコペンで文字を書いたり、絵を書いたり

丸のクッキーを数枚作ったから顔を書いたり…


廉「あ、かいちょ！少しお目目瞑って？」

「え？いーよ」


突然廉がそんな事を言い出して

何だろう？と不思議に思いながらも言われた通り

目を瞑って、廉からいいよ！の声が聞こえるまで待った。



＊



廉「よいしょ…よいしょっと…」


何やら、廉動いてるようで…

椅子から降りる音、そしてペタペタと可愛い歩く音


そして、何やら持って移動してるのか

「よいしょ」って声が聞こえる。


けど、決して俺は目を開けずに待機。

なんか他メンにも「こっち見んといて〜！」

って指示してたっぽいんだよね笑



＊



それから目を瞑ってること10分


廉「お待たせ！ええよ〜」

「いい？あれ、なんか数枚無くなってる…？」

廉「えへへ、食べちゃった！」


なんて言う廉。

それが嘘だってことは1発で分かるけど…


でも何か、ちびれんなりに考えがあるのかな？って

そう汲み取って…


「待ちきれなかったの？」

廉「あい！めんしゃい…」

「ふふ、いいよ。紫耀たちには内緒ね？」


そう言ってあげれば、満足そうにうん！と

頷いてくれて…またデコレーション再開。


それから20分かけてすべてのクッキーに

チョコペンで文字やイラスト、絵を書いて…


廉「できちゃ！」

神「お、可愛いね〜」

廉「うん！」


みんなで作ったクッキーが完成！


岸「じゃあ、おやつの時間まで待ってような」

廉「あい！」

紫「廉、どこもあちちしてない？」

廉「ないないよ？」


紫耀はちびれんが怪我してないか心配みたいで

手を確認してくれてる。


実は…

あれは遡る事50分前…


ちびれんがふらついた時に、焼くために入れてた

鉄板？みたいなのを触りかけて


何とか岸くんが咄嗟にちびれんを抱きかかえてくれて

難を逃れたんだよね。


でも、火傷してないみたいで良かった

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