ちびれんくん2

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紫耀side

それから、少しづつ機嫌が戻り始めたちびれん

今は海人が廉に絵本を読み聞かせしてくれて


廉は俺の膝の上でニコニコしながら

絵本に釘付け状態です笑


海「仲良く暮らしましたとさ、お終いッ！」

廉「しゅごーい！」


海人が読み終わると、そう言いながら

ぱちぱちしてる廉。


海「ふふ、この絵本気に入った？」

廉「あい！これ、面白いね〜」

「良かったな」


この前、たまたま事務所でもらった1冊の絵本。

廉の好みに合ってたみたいで良かった。


＊


それから岸くん達も帰ってきた


岸「ただいま〜」

海「あ、廉。岸くんとじんと玄樹くん、帰ってきたよ〜」

廉「けほっ、おかえりー！」


ん？咳した？

とか思いながら、その後は咳も出ずに

岸くんやじん、玄樹に抱っこを求めたり

一緒に電車で遊んだりしてるから、むせただけかな？


海「れーん、お風呂入ろっか」

廉「あい！かいー、いっしょー」

海「うん、いいよ。じゃあ、俺入れてくるね」

「よろしく〜、あんま長湯させんなよ」

海「らじゃ！」


やっぱりさっき、廉が零した咳が気になって…

海人にそう伝えて、2人を見送った。


岸「ガチで赤ちゃん返り中なの？」

「うん。朝もさ着替えとかご飯とか全部、『やってぇ〜』だったし、移動も基本抱っこだから」

神「そっか、俺らが廉に我慢させ過ぎてたのかもね」

玄「だね、これからはちゃんと2歳の廉。としてみて、接してあげなきゃね」

「うん。その方がいいのかも」


と、岸くん達とも軽くではあったけど

ちゃんと、ちびれんとの接し方を確認できた。


岸「赤ちゃん返りってことは夜泣きとかもあんのかな？」

「どーだろう。でも、多少はあるのかもね」


赤ちゃん返りと言っても、明確に何か月というのが

あるわけではなく…「赤ちゃん」という大まかなくくりの中に

居るわけだから、よく分かんないけど…


でも、多少の夜泣きはあると思うし

ちゃんと受け入れてあげたいなって。


海「ただいま〜」

廉「まー！」


岸くん達と話してると、海人に抱っこされて

ほんのりほっぺが赤い廉が出てきた


岸「お、おかえり〜、さっぱりしたか？」

廉「あい！きれーきれーよ？」

神「よかったねぇ」


みんな、廉に対する声掛けが

いつも以上に優しい気がする。


確かに、少し大人の廉に接するやり方で

接してた部分はあると思うから


ちゃんと『ちびれん』としてみてあげなきゃ

廉も悲しいし、寂しいよね。

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