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ページ34

神宮寺side

途中まではいい子で、体を拭かせてくれて

下着も履いて、足のギブスは少しだけ嫌がってたけど

付けさせてくれて、じゃあ肩を…と思ったら


ビュン!と風のごとく…ではないけど

足を怪我してるとは思えない速さで

俺の腕からすり抜けて行ってしまった。


紫「とにかく追いかけよ!」

「うん。そうだね!」


意外にも冷静だったのは紫耀で…

紫耀の言葉にはじかれるように俺も

洗面所を飛び出して、廉を追いかけた。







紫「廉、痛いでしょ?」


そして廉は意外と近くに居て…

肩を抑えてシクシク泣きながらうずくまってた。


そして紫耀は怒りもせず、責めもせず

そう言って優しく廉を抱きしめてる。


廉「ヒック…これややもん…」

「うん、嫌だね」


俺も、紫耀と同じように廉と同じ目線になって

廉に寄り添ってあげる事に…


廉「ふぇぇ…ややの…」

「うわっ、廉!」


そして、突然ちびれんが暴れちゃって…

今居るのが、少しだけ狭い廊下に居るもんだから

ちびれんは痛めてる方の肩をぶつけちゃって、更に泣きだした。


紫「痛いな、ごめんな。よしよし」


またまた紫耀は冷静で、でも今度は

立ってちびれんを抱っこしてあげてあやしてあげてる


紫「じん、ギブス持ってきてくれない?」

「うん、いいよ」


廉には聞こえないように小さめな声で

俺にそう頼んできた紫耀。


俺も廉に聞こえない程度の大きさで

こっそりと洗面所に戻ってギブスを片手に

紫耀とちびれんの元に戻った。


「はい、紫耀」

紫「お、ありがと」


たった数秒、離れただけなのに

紫耀はちびれんを落ち着かせていた。


廉「ふぇ…んん−」

紫「嫌だね。でもね、廉。これしないと、更にいたいたいになっちゃうの」

廉「やぁ…涙」

紫「うん。やでしょ?だから、これ嫌いかも知れないけど付けよ?」


そして、紫耀は上手くちびれんを

納得させてくれてて…


やっぱしょうれんって凄いなって。

今、この短時間だけなのに思い知らされた。







「お、偉いね〜」

廉「んぅ…」


そして、納得して付けたはいいものの

やっぱり拘束感があって気にくわないのか


かなり機嫌が悪い…笑


紫「ほら廉。頑張ったご褒美」

廉「っ!ええの!」

「ふふ、良かったね」


紫耀が、ちびれんを俺の膝の上に座らせて

キッチンに向かったな〜と思ったら


この前岸くんが作ってくれた

廉専用のアイスを持ってきてくれて…


廉もそれには思わず笑顔が零れてた。

▽→←▽



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黒瀬優花(プロフ) - 由夏さん» 由夏さん、こんにちは。お返事が遅くなってしまいすいません。そして、ちびれんくんとぶつかった男性に関しては、特に深く考えていないので、読者様の想像にお任せ。という形にさせて頂きたいです。これからも読んでくださると嬉しいです^^ (2021年6月18日 15時) (レス) id: b90b4ec0c7 (このIDを非表示/違反報告)
由夏 - ちびれんくん2の21ページです。 (2021年6月17日 14時) (レス) id: 233a7fa478 (このIDを非表示/違反報告)
由夏 - ちびれんくん21ページで廉くんとぶつかった男性が誰か良いかアンケートとって欲しいです。また、廉くんと会わせて欲しいです。 (2021年6月17日 14時) (レス) id: 233a7fa478 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっぴー - 大丈夫です。黒瀬さんのペースでおねがいします。 (2021年5月9日 11時) (レス) id: 233a7fa478 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬優花(プロフ) - 黒瀬 さくらさん» こんにちは。はい、その時は小説内でお知らせしますので是非、リクエスト下さい笑 (2021年4月25日 12時) (レス) id: b90b4ec0c7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:黒瀬優花 | 作成日時:2021年3月15日 16時

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