ちびれんくん2

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紫耀side

「おー、いい飲みっぷり」

廉「ん、も…ないない、」

神「はい、よく飲めました」


じんが頭を撫でてあげると

嬉しそうに笑ってる廉。


玄「お風呂沸いたよー」

「ありがとー、よし廉入ろっか」

廉「あい、」


やっぱり発作でかなり体力を

奪われたのか少し元気がない廉。


けど、汚れちゃってるから

無し。とは言えず、少し頑張ってもらう事に



＊



廉を抱っこして、脱がせて

異変に気がついた。


「え？！廉、ここどうしちゃった？」

廉「ふぇぇ、たいたいしたの…涙」


俺が少し触りながらそう聞いたら

触っただけでも痛みが走るのか

泣きながら教えてくれた。


「転んじゃった？」

廉「あいっ、探してた時…ゴロゴロって…涙」


え、ゴロゴロ？

それ転がり落ちたって事？


廉「で、木にドーン、しちゃったのぉ…涙」


嘘だろ、

これやばいよ。


早く病院連れてってあげなきゃ！

すぐに頭を切り替えて、廉の泥を

さっと落として服を新しく着せて

廉を抱き上げてみんなの元に戻れば…


俺が思ったよりも早く帰ってきた事に

びっくりしたのか、駆け寄ってきた。


海「どーしたの？廉泣いてるけど」

「それが、迷子になった時に転んで肩と足怪我したっぽい」

岸「え！やばいじゃんそれ！」

神「病院連れてこ」


みんなに説明すれば慌てつつも

病院に行く支度をしてくれてる。


廉「ふぇぇ…涙たいたいぃ〜涙」

「うん、痛いな。もう少しの辛抱だからな」


さっきまでは我慢できてたみたいだけど

みんなに分かってもらえた事で


我慢の糸が切れちゃったみたいで

俺の腕の中で絶えず泣き続けてる廉。


俺はそんな廉の背中を摩ったり

声をかけてあげることしか出来なくて…


神「準備できたよ！」

「ありがとう！」


今度はじん、運転の元いつもの

大学病院に向かった。


海人が車の中で電話してくれて

すぐに診察してくれることになった。



「お願いします！」

先「こちらへ！」


診察室の中に入ると、渡辺先生が

居てくれてすぐに診察が始まった。



＊



廉「うわぁぁぁん、痛ぁぁいっ…やぁっ！」

「廉、痛いね。頑張れ。頑張れ」


先生が診察の為に触るたびに

大きな声で泣く廉。


その姿に胸がぎゅーっと痛くなる。



＊



それから診察が終わり、手当…かと思いきや


先「レントゲン撮って良いですか？」

「え、はい。わかりました」


先生が急にそう言ってきて

飲み込め無かったけどそう言った。

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