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ちびれんside
「はぁっ…も、むりぃ…涙」
横になっちゃったことで、もう起き上がる力もなくて…
そのまま、また暗い世界に落ちてった…。
*
__れーん、どこー…!
_れーん!声聞こえたら、返事してー!
ん…誰か、廉の名前呼んでりゅ…
返事しなきゃ…
「んっ、しょ…お、しょお!」
目を頑張って開けると、目の前に紫耀が歩いてて
廉の名前を呼んで探してくれてた
そして、足の痛みも肩の痛みを忘れて
ベンチから飛び降りて、しょおの元に走った
「しょおーっ…」
紫「れん!良かった…ッ無事で、ほんと良かったッ、」
「ん、ふぇぇ…しょーっ」
紫「ごめん、ごめんなぁっ…俺が手、離しちゃったから…怖かったよな、ほんとごめんッ…」
「ん−ん、れぇんもごめんなしゃいっ…」
しょおだけが悪いんちゃう…
しょおのゆう事聞いて抱っこされてればよかっちゃっのに…
紫「廉…廉は謝らなくていいからって、廉、ぜーぜしてる。これもしかしてっ」
「っ、ひゅっ…げほげほっ、いっ…!」
そして、今の今までわしゅれてた…
そうだ、れん発作出てたんやった…
紫「大丈夫だからな。もう少し頑張って!」
その言葉に何とか頷いて、でももう元気がなくて…
しょおに体を預けるように、抱っこしてもらった
紫耀side
無事に廉を見付けられた…けど、心臓発作と喘息が
同時に出ちゃってて、かなりしんどそうに俺の腕の中に居る廉。
早く楽にしてあげなきゃ…
そう思って、俺は岸くんに電話を入れた
「あ、もしもし岸くん!廉見つけた!…見つけたんだけど、発作出ちゃってて…」
岸(え?!ガチ?!車に戻って来れるか?)
「うん、すぐ行く」
岸くん達は戻りながら探しててくれたみたいで
みんなで車に集合という事になった。
「廉、大丈夫だからな」
廉「っ、はぁっ…けほっ、はぁっはぁっ…」
俺の腕の中で苦しそうに、胸のあたりの服をシワシワに
なるまで握って呼吸をしてる廉。
薬とか持ってきてれば良かったッ…
と後悔しつつ、少しでも楽になるように
そう願って背中を摩ってやることしか
今の俺には出来なかったっ…
*
「みんなっ…」
「「廉!紫耀!」」
車まで走って戻れば、皆が心配そうな面持ちで
車の前に立ってて…
俺を見るなり駆け寄ってきてくれた。
海「廉、もう大丈夫だからね。お家帰って治してあげるからね」
それから車に乗って、岸くんが捕まらない程度に
飛ばしてくれて家に帰った
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黒瀬優花(プロフ) - 由夏さん» 由夏さん、こんにちは。お返事が遅くなってしまいすいません。そして、ちびれんくんとぶつかった男性に関しては、特に深く考えていないので、読者様の想像にお任せ。という形にさせて頂きたいです。これからも読んでくださると嬉しいです^^ (2021年6月18日 15時) (レス) id: b90b4ec0c7 (このIDを非表示/違反報告)
由夏 - ちびれんくん2の21ページです。 (2021年6月17日 14時) (レス) id: 233a7fa478 (このIDを非表示/違反報告)
由夏 - ちびれんくん21ページで廉くんとぶつかった男性が誰か良いかアンケートとって欲しいです。また、廉くんと会わせて欲しいです。 (2021年6月17日 14時) (レス) id: 233a7fa478 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっぴー - 大丈夫です。黒瀬さんのペースでおねがいします。 (2021年5月9日 11時) (レス) id: 233a7fa478 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬優花(プロフ) - 黒瀬 さくらさん» こんにちは。はい、その時は小説内でお知らせしますので是非、リクエスト下さい笑 (2021年4月25日 12時) (レス) id: b90b4ec0c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒瀬優花 | 作成日時:2021年3月15日 16時