ちびれんくん

▽ ページ10

紫耀side

スキー場に到着して、ちびれんを抱っこして

スキー場内に入っていく


廉「んふふ、しゅごいね〜」

「そうだね、寒くない？大丈夫？」

廉「あい！」


スキー場に入ると、すっかり廉の機嫌も治ったみたいで…

目をキラキラさせて、お店の中だったりを見渡してる。


一応小さい子用のスキーウエアと暖かそうなニット帽に

手袋とネックウォーマーと防寒はばっちり！


なんだけど、それでも寒いのは寒いし

と思って聞いたけど今はまだ大丈夫みたい。


＊


それからみんな分一応スキー板を借りて…


海「じゃあ、まず紫耀たち行ってきなよ」

「え？」

海「俺と玄樹くんでちびれん見てるからさ。先滑ってきていいよ」


そう言ってくれた海人の言葉に甘えて

先に滑りに行くことに。


＊


リフトに乗って、ぐんぐんと上に上がっていく


なんか久しぶりで緊張するなぁ笑

なんて思いながらリフトに乗ってると降り口が

見えてきて、岸くん、じんと3人でスキーで滑って降りていく



20分くらい経って、降りれて廉の元へ行けば

タタタっと走ってきてぼふっ！と抱き付いてくる


廉「んふふ、しょー、廉もびゅん！ってしたい！」

「お、いいよー」


スキーは危ないから

二人乗りのそりをレンタルして


ちびれんを俺の足の間に乗せて

滑っていく。


廉「んふふ、たのちー！」

「楽しいね」


風を切って進む感覚が

楽しんだと思う。


それから何回も登っては降りて…を

繰り返していく。


廉「けほっ、」

「おっと、少し疲れたかな？」

廉「んぅ…だっこぉ…」

「うん、いいよ。一回ロッチの中に入って休憩しようね」


30分くらい遊んでると

廉が小さく咳をこぼして、少し苦しそうだったから


ちびれんを抱っこして、岸くん達に

声を掛けてロッチの中に戻った。


岸くんのカバンをちょっと漁らせてもらって…

中を見れば飲み物を温かく保温できる水筒を発見。


「これ飲んで休憩しよっか」

廉「あぃ…けほっ、」


少しだけひと気の少ない場所に座って

家から持ってきてた廉専用のプラスチック製の

コップに半分くらい入れてあげて…


「あちちだからフーフーしてから飲んでね」

廉「あぃ…」


廉に手渡すと、両手で持って

ふぅふぅしながら、小さな口でコクコクと

飲んでいく廉。


ふぅ…なんか、俺身体

重くてしんどいかも…


まぁ久しぶりのスキーだったし

疲れでも出たのかな？


なんて考えてたら廉が飲み終わったみたい。

▽→←▽

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す