ちびれんくん

決意 ページ7

海人side

みんな、少しだけ重い空気のまま

車に乗り込んで、家に帰った


＊


廉は未だに、じんの腕の中で

熟睡してる


神「廉、和室に寝かせてくるね」

「うん。お願い」


和室にいつ何があってもいいようにと

最近は布団を敷いてる。


じんも戻ってきて、みんな椅子に座って

無言の時間が流れた。


それを破ったのは…


紫「あのさっ＿＿」


紫耀だった。


岸「うん」

紫「廉、の事なんだけど…俺らが、守ろう」


紫耀がそう言って、みんなびっくりしたけど

皆思ってたことは同じだったみたいで…


「「もちろん！小さくなっても廉は、大切なメンバーに変りないもん」」


そう声が揃った


紫「うん。病気の事とか…実験の副作用とかの事、ちゃんと調べて廉の事、支えられるようにしないなって」

神「うん。それは俺も同じだよ。医療知識がないから、そのせいで廉の命を危険に晒したくないし」

玄「うん、後は2歳児？くらいだから、その子育ての勉強とかね」



と紫耀の一言をきっかけに

みんなの間に流れてた重い空気が

軽くなったような気がした。


＊


それから廉も起きて、まだお外が明るいという事と

廉の機嫌もいいという事で…


「れーん、お出かけしよっか」

廉「あい！」


廉の着替えだったり、必要な物を

買うために車に乗って、近くにあった

ベビー用品店に向かった。


お洋服は廉の好きな物を選ばせて…

その他に必要な物、必要になりそうなものを

かごに入れて買い物をしていくこと1時間。


廉「ふぇぇっ…」

紫「疲れちゃったかな？帰ろうなぁ」


夕方に連れて、昼間の疲れも

出てきたのか、廉の機嫌の悪さはMAXに…


最初は紫耀とか岸くんに抱っこされて

上機嫌だったんだけど…


もう今は誰が抱っこしても、何を言っても

ダメみたいで、わんわん泣いて愚図ってるだけ…笑


「帰ろうね〜」


無事、会計も済ませたことだし

泣いてるままのれんを抱っこして

車に乗り込んで、数分走ると…


神「あれ、寝ちゃったわ」

「え、ガチ？…あ、ホントだ。可愛い寝顔」

玄「だね」


岸くんの腕の中で眠ってしまった廉。


＊


それからお家に着いて、少しして

廉も起きて…紫耀がお風呂に入れてくれて…


岸くんがスマホで料理を調べながら作ってくれて…

俺とじんと玄樹くんで廉の日用品を

棚に仕舞ったりして…




みんなで夕飯を食べて

残りのメンバーもお風呂に入ってその日は寝た。



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