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紫耀side
それから少しして、先生が注射器を持って
再登場。
廉「ふぇぇっ…」
もう廉はずっと泣いてる。笑
先「じゃあ、早い所終わらせてあげましょうか」
「はい、お願いします」
これ以上泣かせるのは少し心苦しいし
何より不安なはずだから、嫌な事はなるべく
早く終わらせてあげたい。
その一心で先生にお願いをした。
*
先「廉くーん、ちょっとおてて冷たいよ〜」
廉「ふぇぇっ…」
先生が腕を触ったことにびっくりして
更に泣く廉。
海「廉、大丈夫だよ〜、みんな居るからねぇ」
海人をはじめ、みんな優しく声を
掛けてくれて、消毒は無事クリアし…
先「ちょっとチクってするよ〜、平野くん動かないように抑えててね」
「あ、はい」
廉が暴れて、注射器が外れないようにとか
色んな面を考慮して、廉に心の中でごめん。と
謝って廉の体が動いて暴れないように押さえてあげる。
小さくて細い腕に注射器が刺さった瞬間
廉の泣き声は更に大きくなった
先「…よし、はい。おしまい!よく頑張りました!」
廉「うわぁぁんっ…!たかった〜涙」
「痛かったな。でもよく頑張ったよ。偉い偉い」
俺の方に体をクルっと回転させて
胸に顔を埋めてわんわん泣きまくる廉を
宥めながら、検査結果が出るまで20分くらい
お待ちくださいと言われて
小さな個室に案内してもらった。
*
それから廉は泣き疲れて眠ってしまって
その部屋にあったベットに寝かせて
自分がたまたま着てたパーカーを廉の
お腹あたりに掛けてあげる
20分くらい経った頃、ドアがノックされて
先生がタブレットを片手に戻ってきた。
先「あ、廉くんは寝ちゃったんですね」
「あ、はい。泣き疲れたみたいで…」
なんて話をしながら、先生も
俺らの向かいの席に座って
早速検査結果を聞かされる。
先「まず、血液の検査結果に関してなんですが…貧血がある可能性が高いです」
「「え、貧血…ですか…?」」
先「はい。赤血球やヘモグロビンの数値から見て…"鉄欠乏性貧血"と見て間違いないと思います」
そして先生が続けた言葉に俺らは
衝撃を受ける事になる
先「後、もしかしたら心臓に何か異常があるかもしれません」
「「心蔵病…ですか?」」
先「はい。更に詳しく検査をしてみないと何とも言えませんが…」
との事で、院内にある
循環器小児科に行くことを勧められて
俺らは循環器小児科に移動した。
*
それから検査を受けて
今は結果待ち
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黒瀬優花(プロフ) - 黒瀬 さくらさん» さくらさん、お返事遅くなり申し訳ないです。ちびれんくんsideのご感想下さりありがとうございます。そう言って頂けて安心しました。またどこかでちびれんside書くと思うのでその時はよろしくお願いします^^ (2021年3月15日 16時) (レス) id: b90b4ec0c7 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬 さくら(プロフ) - こんばんわ〜。ちびれんくんside良かったです!めっちゃ可愛かったです! (2021年3月14日 23時) (レス) id: 6ea3f9f285 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬優花(プロフ) - remioさん» remioさん、こんばんは、初めまして。ちびれんsideのお話しに関しての感想コメント下さりありがとうございます。そう言って頂けて嬉しいです。これからもちょくちょく書いて行きたいなと思ってるので、よろしくお願いします^^ (2021年3月14日 21時) (レス) id: b90b4ec0c7 (このIDを非表示/違反報告)
remio(プロフ) - はじめまして。ちびれんsideのお話もとても良かったです!ちびれんのかわいさマシマシです (2021年3月14日 20時) (レス) id: afb0b1a5d0 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬優花(プロフ) - 時雨桃さん» 時雨桃さん、お久しぶりです。そして早速感想コメント下さりありがとうございます^^少しでも温かい感じを出そうと頑張って書かせて頂きました〜♪またリクエスト募集する際は小説内でお知らせいたしますので、その時は是非…笑素敵なリクエストありがとうございました。 (2021年3月14日 13時) (レス) id: b90b4ec0c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒瀬優花 | 作成日時:2021年1月13日 19時