ちびれんくん

▽ ページ13

海人side

少しお疲れ気味のちびれんを抱っこして

コテージに戻る。


「ただいまぁ」

廉「まー」

神「ただいま」

玄「あ、おかえり！」


コテージに入ると、玄樹くんが

居てくれて、紫耀の様子を聞くことに…。


「紫耀は、どんな感じ？」

玄「ん−、熱はそこまでないよ。37℃くらいで…ただ、怠さが酷いみたい」


との事で、そんなに酷くなくて

良かった。と内心思いつつ、せっかくの

イベントなのにしんどいのは可哀想だなと

そう思った。


「そっか、今は岸くんが看てくれてるの？」

玄「そう、俺は今紫耀におかゆ作ってるところ」

神「そうなの？手伝うよ」


じんが玄樹くんのお手伝いをしてくれるみたい


廉「おりりゅ〜」

「え。うん、いいよ」


ちびれんを降ろすと、タタターとどこかに

行ってしまって…何となく予感がして

ついて行けば…


「れーん、紫耀はコンコンしてるから中入っちゃダメだよ？」

廉「やぁー！しょー泣」


予想通り、紫耀に会いたいみたいで

紫耀が寝てると思われる部屋の前に

立ってた


背が小さいから、ドアノブに届かないから

勝手に開けてはいるなんてことは

出来ないけど…。


「うん、紫耀に会いたいね。よしよし」


泣いてしまったちびれんを抱っこして

背中をトントンしてあげる。


廉「しょーっ涙」


とりあえずここだと、紫耀も落ち着いて

寝れないだろうし。そう思って

廉を抱っこしたまま、居間に戻った。



戻ると、玄樹くんとじんがキッチンみたいな所に居て

ちょうど紫耀のおかゆが出来上がったところみたいだった。


神「ありゃ、ちびれん泣いてんじゃん」

「うん、紫耀に会いたいって泣いちゃってるの」


ずっと泣いてるのも、心臓に良くないと

お医者さんから言われたんだけど…。


小さくなってるからなのか

泣きやすいっていうか、、大人と違って

中々泣き止ませられないんだよね。


神「そっかぁ、紫耀に会いたいね」

廉「ヒック…あぃ…しょー涙」

神「うん、紫耀元気になったら廉に会えるよ」

廉「んぅ…涙」


段々、泣き疲れもあるのか

泣き方が静かになってきて…


「じん、ありがと。後は俺1人で何とか対処できると思うから」

神「そう？とりあえず一旦俺、岸くんの所行ってくるわ」

「うん、お願い」


廉も若干ウトウトしてるから

コテージの中歩いてたら寝ちゃうかな？

なんて思いながら、背中をトントンしながら

歩いてれば、コテンと廉は夢の中に遊びに行った＿＿。

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