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海人side
「廉、お胸さん苦しいとか痛いない?」
廉「ヒック…あい、ないない…涙」
泣きながらも
痛いのとか苦しいのは無いと
教えてくれたちびれんに一安心。
「そっか、もし苦しくなったり痛くなったらすぐ海人かじんに言ってね?」
俺がそう言うと
小さく頷いてくれた。
それから少ししてじんが
冷えピタ片手に戻ってきた。
神「お待たせ、ごめんね。遅くなった」
「んーん、大丈夫だよ、ねー?」
廉「んぅー」
俺がそう廉に聞いても
もう機嫌マックスで…
「ごめんごめん。しんどかったね」
それからじんが優しく
冷えピタを張り替えてくれて
冷えピタは好きらしく
すんなり貼らせてくれた。
そして冷んやり感が
気持ちいいのか少しだけ
表情が和らいだ廉。
廉「ぺったん、きもちーね」
「そうだね、気持ちいね」
なんて言いながら、俺の胸に
顔を埋めてしんどさに耐えてるちびれん。
*
それから数時間は特に変化なく…
あ、お熱は上がってるけど
心臓は今のところ問題はなさそうで
廉「すうっ…すうっ…」
何とか、コテージの居間に敷いた
お布団で寝てくれてる廉。
神「なんとか寝れてるみたいで良かったね」
「うん、まぁ熱は凄い高いけど…」
さっき測ったら39.4℃とかなりお高めで。
でも体の震えは無くなってるから
上がり切ってくれたみたいなんだけど…
神「心臓への負担心配だよね」
「うん、大丈夫なのかな…?」
実は今回がちびれんになって初めての
発熱で…。余計に心配なんだ。
先生から熱が高ければ高いほど
心臓への負担は大きくなると
説明を受けてるから、ある程度は予想は
出来るし何となくそうなんじゃないかなとは
分かるんだけど…。
どれくらいの負担になるのかが
俺らも分からなくて不安で…
でも一番不安で怖いのは
廉自身だよね。
*
それから数時間後、それは
突然やって来たんだ_。
夜、皆でとはいかなかったけど
眠ってるしょうれん以外のメンバーで
様子を見ながら夕飯を食べて…
岸「じゃあ、また明日な」
「うん、岸くん達もちゃんと休んでね」
玄「うん、2人もだよ」
いつもより早めだけど
紫耀と廉を休ませるためにも
俺らも仮眠を取りつつ看病しようという
事になって、岸くん達と別れた。
それからちびれんが起きて
愚図り始めてきて。
「しんどいねぇ」
廉「ふぇぇ…っ、はぁっ…げほっ、んっ」
「え?廉?」
突然、服を握りしめて苦しみだした。
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黒瀬優花(プロフ) - 黒瀬 さくらさん» さくらさん、お返事遅くなり申し訳ないです。ちびれんくんsideのご感想下さりありがとうございます。そう言って頂けて安心しました。またどこかでちびれんside書くと思うのでその時はよろしくお願いします^^ (2021年3月15日 16時) (レス) id: b90b4ec0c7 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬 さくら(プロフ) - こんばんわ〜。ちびれんくんside良かったです!めっちゃ可愛かったです! (2021年3月14日 23時) (レス) id: 6ea3f9f285 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬優花(プロフ) - remioさん» remioさん、こんばんは、初めまして。ちびれんsideのお話しに関しての感想コメント下さりありがとうございます。そう言って頂けて嬉しいです。これからもちょくちょく書いて行きたいなと思ってるので、よろしくお願いします^^ (2021年3月14日 21時) (レス) id: b90b4ec0c7 (このIDを非表示/違反報告)
remio(プロフ) - はじめまして。ちびれんsideのお話もとても良かったです!ちびれんのかわいさマシマシです (2021年3月14日 20時) (レス) id: afb0b1a5d0 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬優花(プロフ) - 時雨桃さん» 時雨桃さん、お久しぶりです。そして早速感想コメント下さりありがとうございます^^少しでも温かい感じを出そうと頑張って書かせて頂きました〜♪またリクエスト募集する際は小説内でお知らせいたしますので、その時は是非…笑素敵なリクエストありがとうございました。 (2021年3月14日 13時) (レス) id: b90b4ec0c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒瀬優花 | 作成日時:2021年1月13日 19時