渋谷事変 ページ22
小町side
それは、10月31日のハロウィンに起こった。
呪詛師「夏油傑」一派の反乱。
東急百貨店 東急東横店を中心に半径およそ400mの帳がおろされる。
さらに、効果は「一般人のみが閉じ込められる」で、侵入は可能だが出ることはできない。
術師及び補助監督は出入り可能。
電波は断たれており、携帯は使えない。
伊地知さんが詳細を伝えてくれた。
術師が足りないせいで、私たち学生も今回の戦闘には参加することになっている。
私は「先輩」として、みんなに指示を出した。
『1年、2年は絶対に単独行動しないこと。特に虎杖君。極力、宿儺には頼らないで。圧倒的に呪霊の数が多いから、1人になった術師から狙われる。いいね?』
「「「「「了解!」」」」
七海さんや猪野さん、直毘人さん達も合流して、それから何人かずつに分かれて、散開した。
かくいう私は、単独行動。
私の術式は誘爆のない攻守兼用だれけど、1人の方が全力をだせる。
万が一にも、私が「味方認識していない味方」に攻撃が当たると厄介だから。
担当は東京メトロ渋谷駅B3Fから順に地上へ。
呪霊がうようよいた。
そして、民間人も。
『大丈夫ですか?』
「た、たた助けて!みんな、みんなしんで」
『ここは危険です。ですが、ここから出ることもできません。』
「はぁ?じゃぁどうしたら!」
『…誰の目にもつかないような場所に隠れていてください。例えばトイレの掃除用具入れ、とか。』
「…え?」
『早く行って!!!』
女の人は駆けていった。
呪霊を祓い始めてもう何十分も経った。
B3Fの呪霊はあらかた片付いた。
民間人も避難させた。
『…次は、地下2階かな…』
止まってしまったエスカレーターを駆け上がる。
その時だった。
「『…A、聞こえるカ』」
どこからか、メカ丸の声がしたのだ。
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シシマチ(プロフ) - さざんかさん» コメントありがとうございます。楽しんで読んでくださって、とてもうれしいです。更新頑張ります! (2021年6月14日 21時) (レス) id: 6141eb3956 (このIDを非表示/違反報告)
さざんか(プロフ) - わー!!気になるところで止まってらっしゃる;;更新お疲れ様です!めちゃ楽しませてもらってます!!続きも楽しみにしています! (2021年6月14日 1時) (レス) id: 20c7caba78 (このIDを非表示/違反報告)
シシマチ(プロフ) - 43yomi1さん» コメントありがとうございます!そう言っていただけて嬉しい限りです。更新頑張ります! (2021年6月11日 17時) (レス) id: 6141eb3956 (このIDを非表示/違反報告)
43yomi1(プロフ) - 初めまして!シシマチ様の小説とっても素敵で、思わず惹き込まれてしまいました…!更新楽しみにしてます…!!!!! (2021年6月10日 15時) (レス) id: d2940ba0c0 (このIDを非表示/違反報告)
シシマチ(プロフ) - 小手鞠さん» コメントありがとうございます!更新頑張りますね(^^) (2021年6月10日 0時) (レス) id: 5733ebb1d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:シシマチ | 作成日時:2021年6月3日 21時