お料理 ページ18
小町side
卓球勝負の後、アイスを食べて、もう一度温泉に行った。
汗かいちゃったからね。
それで今は待ちに待った夕ご飯の時間!
私たちのテーブルの前には沢山の豪勢なお料理が並んでいる。
お刺身、天ぷら、お鍋。
「「「「「「「いただきます」」」」」」」
「んー、おいしい!」
「こんなん食ったことねぇ」
「小町先輩、リスみたいになってますよ」
『へ?』
お料理はほんとに美味しかった!
高級な味がした!
「んじゃ、おやすみー」
「パンダ、変なことしたらゆるさないからね」
「しねぇって。悟じゃあるまいし」
「僕もしないよ!?」
『おやすみなさーい』
男子組と女子組に分かれて部屋に入りました。
疲れていたのかみんなすぐに眠りについた。
けれど、何故だか私は眠れなくて、部屋の外に出る。
廊下の椅子に座って、灯籠の明かりに照らされて輝く木々を見つめた。
そこへ。
「A。眠れない?」
『五条先生…。はい、少しだけ。』
「そっか」
五条先生は隣に座りました。
「…浴衣、似合ってるよ」
『そうですか?ありがとうございます。こういうのは着たことなくて…』
『…あの、今日はありがとうございました。…みんなで旅行に行けるようにしてくれて…。私、ほんとに楽しくて、この時間がずっと続けばいいのにな、なんて』
「……そうだね。僕も楽しかったよ。でも、Aはこれからも、楽しい時間をずっと経験できるから、」
五条先生は、私の顔を見ました。
「…そんな寂しそうな顔しないで」
その顔はなんだか、罪悪感に苛まれているようでした。
『……はい』
楽しい時間はあっという間にすぎていく。
少し、さみしいけれど。
またみんなを誘ってどこかに遊びに行けたらいいなぁ。
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シシマチ(プロフ) - さざんかさん» コメントありがとうございます。楽しんで読んでくださって、とてもうれしいです。更新頑張ります! (2021年6月14日 21時) (レス) id: 6141eb3956 (このIDを非表示/違反報告)
さざんか(プロフ) - わー!!気になるところで止まってらっしゃる;;更新お疲れ様です!めちゃ楽しませてもらってます!!続きも楽しみにしています! (2021年6月14日 1時) (レス) id: 20c7caba78 (このIDを非表示/違反報告)
シシマチ(プロフ) - 43yomi1さん» コメントありがとうございます!そう言っていただけて嬉しい限りです。更新頑張ります! (2021年6月11日 17時) (レス) id: 6141eb3956 (このIDを非表示/違反報告)
43yomi1(プロフ) - 初めまして!シシマチ様の小説とっても素敵で、思わず惹き込まれてしまいました…!更新楽しみにしてます…!!!!! (2021年6月10日 15時) (レス) id: d2940ba0c0 (このIDを非表示/違反報告)
シシマチ(プロフ) - 小手鞠さん» コメントありがとうございます!更新頑張りますね(^^) (2021年6月10日 0時) (レス) id: 5733ebb1d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:シシマチ | 作成日時:2021年6月3日 21時