どこにいるの? ページ1
五条side
花御とかいう特級呪霊および呪詛師共を退けて、戦闘は終了した。
誰も死ななかったからこっちの勝ちだな。
呪詛師っぽい男も一人確保したし。
とりあえず、怪我した生徒たちを硝子の元に運んで、あとは……。
「だだかな!づな!いぐら!」
棘が焦った様子で駆けてきた。
「棘、声枯れてるからあんま叫ばない方がいいよ。で、そんなに焦ってどうしたの?」
「いぐら‼ づなまよ!」
「……は?Aがいない…?どういうこと?」
棘が言うには、高専のどこにもAがいないらしい。
団体戦の中盤に、特級呪霊に遭遇してから、別れて行動していたとか。
「だがな‼ごんぶ‼」
「取り敢えず落ち着いて。僕が探すから、棘は硝子のとこ行ってな。」
落ち着いて、とは言ったものの、どうして落ち着けようか。
まさか、死んだりしてないよね?
「…おがが、」
「だーめ。大丈夫、僕に任せて。」
棘は納得していないようだった。
僕はAの呪力を追った。
Aの呪力を追って行き着いたのは、地下の洞窟だった。
ひんやりと冷たい空気が漂っていて、Aのとは別の呪力の残穢も複数感じられた。
まさか、この子はここで複数の呪霊、もしくは呪詛師と戦っていたのか…?
そう考えると、怖くなって、走る。
「…ッツ‼…A……」
そこには体中血だらけで横たわる、Aがいた。
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シシマチ(プロフ) - さざんかさん» コメントありがとうございます。楽しんで読んでくださって、とてもうれしいです。更新頑張ります! (2021年6月14日 21時) (レス) id: 6141eb3956 (このIDを非表示/違反報告)
さざんか(プロフ) - わー!!気になるところで止まってらっしゃる;;更新お疲れ様です!めちゃ楽しませてもらってます!!続きも楽しみにしています! (2021年6月14日 1時) (レス) id: 20c7caba78 (このIDを非表示/違反報告)
シシマチ(プロフ) - 43yomi1さん» コメントありがとうございます!そう言っていただけて嬉しい限りです。更新頑張ります! (2021年6月11日 17時) (レス) id: 6141eb3956 (このIDを非表示/違反報告)
43yomi1(プロフ) - 初めまして!シシマチ様の小説とっても素敵で、思わず惹き込まれてしまいました…!更新楽しみにしてます…!!!!! (2021年6月10日 15時) (レス) id: d2940ba0c0 (このIDを非表示/違反報告)
シシマチ(プロフ) - 小手鞠さん» コメントありがとうございます!更新頑張りますね(^^) (2021年6月10日 0時) (レス) id: 5733ebb1d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:シシマチ | 作成日時:2021年6月3日 21時