魅惑のマシュマロ (ページ8)

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そして、今。ページ8

カズは商業系の高校へ。
私は普通の共学の高校へ進学した。

別々の高校に行った事で、顔も合わなくなった。
カズのお母さんとは仲良しなんだけど、不思議と会わない。

高校ともなると、他所の学校から集まってくる訳で。
私の味方も減る。

デブだからと、クスクスされているのが分かってムカつくこともしばしば。
何で陰口を陰で叩けないんだろう…とはいつも思う。

同じ中学で、部活も一緒だったシオリちゃんと話したり登下校してたし、新しい友達も出来たから楽しい高校1年生をスタートさせてもらってた。

あと、翔くんと潤くんが同じ高校だったりする。
彼女が出来て付き合いが悪くなった割りに、今では普通に話す…ははーん、こいつらフリーか！

翔「米屋、久しぶりじゃん！」

『え、何かチャラくなってない？』

潤「翔さん、ヘソにピアスしてるらしいぜ？ヘタレなのに(笑)」

『うわー、引くわー(笑)』

翔「いやいや、お前が年々巨大化してる方が引くから(笑)」

『へぇー、チャラらいくんはそういうコト言うんだー！カズは私がデブでも悪口は言わなかったぞっ。』

潤「悪口でなく、ぽっちゃりしてないとAって感じしないんだよな(笑)」

翔「確かに(笑)」

なぜか潤くんは私の頬っぺたをムニムニ触る…やーめーろー！

周りの視線も痛いんだから、分かれよ！

こういうムカついた日は、ご飯を口いっぱい頬張りたくなる…やけ食いではないんだけど、好きなもので口を満たされると幸せが分泌されるみたい。