魅惑のマシュマロ (ページ25)

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未来に向かって←7/22更新ページ25

－デパート－

雑貨屋さんに行くって言うから付いていった。

和「これこれー。」

『…ストラップ？』

和「お揃いが欲しいんですよー…Aちゃんと離れてんの、寂しいから♪」

『そ、そうですかー…。』

…恥ずかしいやつ！
もーっ、本当にやめてほしい…。

和「でね？俺としては…こーいうのが良いの。」

ストラップにはリングがついていて、カズとストラップを交互に見た。

『…うん？』

和「もー、鈍いなぁ…婚約指輪ってこと(照)」

『えぇっ!?(照)』

驚きすぎて大きい声がっ。
そんな私に嬉しそうにしながら、どれにしようかなって選んでるカズ。

『こ、婚約…すんの？』

和「するよ？これからも離れるつもりないし。

じーちゃん、ばーちゃんになるまで一緒にいよ？」

『ぁ、うん…よろしく、お願いします。』

ポロッと言葉が出た。
よろしくお願いするんだ、私。

でも、この男はちょっと暴走気味で。

和「ねぇ、ゼクシーにピカッチの婚姻届が付いてるんだって！

買って練習しない？もちろん、本番用にも買ってさ。」

和「ウェディングドレス、お色直しは黄色かなぁ…ほら、あのお話のプリンセスみたいな…綺麗だろうなぁ、Aちゃん♪」

和「子ども、何人欲しい？野球チームくらい？

そうなると、私も頑張って稼げる夫にならないとなぁ。」

…もうそんな話する？
いや、夢が…未来が？見える気がして、考えるの楽しいんだけど。

和「親と近所なら良いけど、同居はアレだよねぇ…ほら、ゴソゴソできないじゃん？(ﾎﾞｿｯ)」

…うん、ド変態だ。
変な趣味でもあったらどうしよー…。

和「あ、カズくんは今のところ変な趣味はないですから♪」

『読まれた…っ!?』

てか、こんなに好き好きアピールされたことないから不安だーっ！

と。こんな調子で最初の目標を高校卒業としている私とカズ。

卒業してからがまた大変で…でも、それはまたの機会にしようかな。

今の私はご飯を口いっぱい詰めるよりも。
甘い卵焼きを食べるよりも。

カズと過ごせる時間が一番、幸せ。
ハッ！これは幸せ太りのフラグかっ!?

…See you next time.