魅惑のマシュマロ (ページ2)

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幼稚園ページ2

幼稚園のクラスはひとつだけだった。
この頃から既に他の子よりちょっと大きい。

入園して間もなく。
整列して、お遊戯室に移動している時だ。

『いたいっ！』

頭に衝撃が走る。
幼稚園の頃は髪が長くて、良くお母さんにポニーテールとか、三つ編みとかしてもらって通ってて。

この時、後ろの奴が私の髪を掴んで引っ張ったの。

痛さに泣いて、それが何回か続いて。

帰りにお母さんが、どの子に引っ張られてるの？って聞いてくれて、あの子って教えた。

そしたら、その子と一緒にいる人が役員で一緒のお母さんだって話になって、すぐに解決した。

髪を引っ張った奴は、私と同じロッカーを半分使う男の子。

"二宮和也"

私の幼馴染みとなる奴だ。