惚れたもんだから仕方ない 01 ページ23
丸山side
皆さんお忘れやないですか？
しばらく出てきてへんかったかったけれど、
俺は通常営業でした。全然出てへんかったけれど。
他のメンバーがどんどんAちゃんのこと好きになっていってるのを横目で見ながら、俺は何をしてたかって言うと
・・・何もしてへん。
いや、だってAちゃんには時間が必要な気がしたんやもん。実際撮影とか立て込んでたし、俺らも番組とかライブの打ち合わせと並行してたし。
まぁ後半はほぼ言い訳やねんな。きっと怖かったんやと思う。拒まれるんが。
だから撮影の時はなるべくそんな素ぶり？を見せずに、Aちゃんがその才能を発揮できるようにいつも通り〜に絡んでワイワイしようと決めたんや。
そんで、撮影も終わってAちゃんがちょっと疲れもあってかしんどそうやったからも少し様子みてゆっくり話せたらええなぁなんて思っていた
そんな時。
そん時は信ちゃんと章ちゃんとの番組の収録で、信ちゃんは他の番組からそのまま収録やったから楽屋が違っていた。
俺は信ちゃんにスタジオ入る前に確認したいことがあったし、信ちゃんがいるはずの楽屋に向かっていたら
ガチャ
丸「あ、信ちゃ・・・」
信ちゃんとこの楽屋が開いて現れた姿に言葉が思わず途切れて動けなくなる。
え、
何で信ちゃんのことに・・・？
Aちゃんは俺の存在に気づくことなく、逆方向のエレベーターがある方向に向かっていく。
どういうことなん？
信ちゃん全然そんなそぶりなかったけれど、もしやそういうことなん？
ぐるぐる頭の中で考えが巡りに巡ってうまく整理ができへん
結局その日は信ちゃんはスタッフと打ち合わせしてて、ギリギリにスタジオ入りになってしもたから話を聞けずにそのまま収録開始となった。
そん時の俺はまぁ調子は最悪で。信ちゃんからふられても変なコメントしかできへんし、ギャグもさっぱり。
「どないしてんマル、今日調子悪いんとちゃう？」
と章ちゃんがオフレコの時に心配されるし。
エゴサすると
”今日の丸ちゃん暗いと言うか、闇の部分が大きくなかった？”
”二日酔いで気分悪いんかな・・・”
とか色々な予想が繰り広げられていた。
・・・はぁ、振り回されてんなぁ俺。
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るんば(プロフ) - みけねこさん» みけねこ様：コメントありがとうございます。見てくださってる人がいらっしゃったんだと思って感激しています。笑 これからも主人公の変わらない性格で突っ走っていきたいと思います！ (2019年6月30日 20時) (
レス) id: 68dc1c2eea (このIDを非表示/違反報告)
みけねこ(プロフ) - スゴく楽しく読ませてもらってます。主人公のドジな事も仕事に真剣な所も楽しいです。更新楽しみに待ってます。 (2019年6月28日 18時) (レス) id: 5ac0d2c424 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るんば | 作成日時：2019年6月27日 20時
