酔っ払いにご用心 03 ページ17
大倉side
俺は今すんごくもやもやしていた。
以前から撮影現場やダンスの練習中も少しもやもやしてたけれど、
さっきのヤスとAさんのヤスに対する反応で、
忘れかけていたもやもやが一気に膨れ上がってしまっていた。
やから、そのもやもやを悟られたくなくて思わず避けるようにその場を離れてしまった。
でもAさん不思議というかちょっと不安な顔をしてしまって申し訳なかったから、
後でもっかい話し行こかな。
安「あ、大倉。ちょっと俺電話かけなあかんから先行っといてな〜」
大「おん」
最後の一口を綺麗に食べたかと思うと、携帯を片手に足早にスタジオを離れていった。
…このお菓子美味いな。亮ちゃんこれ食べたんかな、一応持ってこかな。
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大「亮ちゃんおつかれさん〜」
錦「…おつかれ」
稽古場に入ると、床に座ってボーっとしてる亮ちゃんに声をかけた。
返ってきた声はいつもよりワントーン低くてそれでもって暗かった。
大「…どうしたん？」
錦「……別に何もあらへん」
…こういう時の亮ちゃんで、必要以上に詮索してほしくないタイプやろうし、これ以上言わんほうがええかな。
錦「…マルとAさん何かあったみたいやねん」
大「……えっ？」
意外にも亮ちゃんは早くに口を開いたと思ったら、出てきた言葉は衝撃的なものだった。
錦「2人ダンス居残りの時あったやろ？たぶんその時」
大「…」
マルのこともやけれど、そんな風に亮ちゃんが言うとは思わんかった。
だってそれ亮ちゃんAさんのこと好きやから妬いてるってことやで。
…今まで何人かは気になってるとか好きとか思ってる人はわかっとったけれど、
まさか皆Aさんのこと……
バターンッ
『うわぁあああぁあ！！？』
大・錦「！！？」
ドアが勢いよく開くと共に叫び声も聞こえてきたと思ったら、
張本人が勢いよく入ってきた。
大「どないしたん？」
『あああああの』
青ざめたように指を指したかと思えば
カサカサカサと動く黒い物体。
錦「うわぁああ！！ゴキやん！！」
さっきまで全然動かなかった亮ちゃんは勢いよく部屋の端っこに逃げるように走っていった。
『大倉さぁあ"あ"あ"ん』
半泣き状態のAさんが助けを求めてくるけれど、
大「俺もゴキはあかんわぁあああ！」
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るんば(プロフ) - 名無し61658号さん» コメントありがとうございます！最近は忙しく更新が亀並みに遅いですが、何卒よろしくお願いします(；▽；) (2017年6月26日 23時) (
レス) id: 3dde84f970 (このIDを非表示/違反報告)
名無し61658号(プロフ) - 更新待ってます！すっごく面白くて大好きなのでどんな展開になるか楽しみです！ (2017年6月22日 7時) (レス) id: b07a67e874 (このIDを非表示/違反報告)
るんば(プロフ) - YUIさん» YUIさん>>コメントありがとうございます。そう言っていただけてすごく嬉しいです！頑張ります(#^.^#) (2017年1月10日 22時) (レス) id: 42a003524a (このIDを非表示/違反報告)
YUI - この作品大好き！更新楽しみにしてます。頑張ってください(^-^ゞ (2017年1月9日 16時) (レス) id: d81d3c26d0 (このIDを非表示/違反報告)
るんば(プロフ) - あいこさん» あいこさん>>コメントありがとうございます。そう言っていただけでとても嬉しいです（＾ν＾）受験生のため、更新がゆっくりなってしまいますが、何卒よろしくお願いします！ (2017年1月5日 2時) (レス) id: 8071a3354f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ダイソン | 作成日時：2017年1月2日 0時
