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オーディション09 ページ10
「だってそいつ大倉見てもさっきの子らみたいに驚かんかったやん。大倉だけじゃ意味ないやん」
ん？？大倉さん見て驚く？？どういうことだ？？ 大倉さん大きいから驚いたけれどなあ…
「そういうことやないねん」
『えっ』
ふいに渋谷さん？すばるくん？からツッコミが入る。あれ…私口に出してないけれどな…
「わかりやすすぎんねんお前、顔に全部でとるわ」
あーなるほどー… ってだめやないかい！
演じる側としてそれはだめやないかい！
それにしても、驚かないから脱ぐとな…
そんな固まっとる私に対して、
「なあ、やるん？やるんなら早よしようや」
渋谷さんが苛立つように急かしてくる
周りの4人はただ沈黙を守ってるだけだ。
助けがない…。
何この理不尽な時間…脱がないといけないのか…いやこれ訴えたら勝てるレベルや…
ていうか渋谷さん？の考えてることがとことんわからないし睨んでくるし…
と1人難しい顔しながら黙っていると、
「さっきから動かんでなんやねん、 自分。脱いで演るなんて恥ずかしくてできません〜て思ってるんか？ん？」
さらに追い込みがきた。
いや、流石に言われすぎじゃない私？
全身全霊演ってやろうじゃないか。
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作者名：るんば | 作成日時：2016年12月10日 13時
