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〜夢主side〜
飲み物がたくさん置いてある。
橙色の果汁飲料、本格的で無さそうな珈琲、
向こう側まで見透かしてしまう透明な無味の液体。
それらが並べてあるウォークに映る、「無」表情の私。
おかしいな…最近まで、ずっと
いつから笑えなくなってたんだろう。
コンビニの入り口付近から瑞希の声が聞こえる。
楽しそうだな…それなら、良いんだ。
「退け」
『！』
その１言と同時に私を突き飛ばして、目の前に立つ人影。
ウォークの取っ手を引いたら、さっきまで映っていた私が
ぐにゃりと歪んだ。
それが気に入らなくて、私はほんの少し映っている自分を睨む。
『…嫌われたくないなら、綺麗で居てよ…せめて、そこの私だけは』
男「気色わりぃ！！」
私の前に立っていた…私を突き飛ばした男性が、
ウォークに映る私のように歪んだ表情をして言った。
男「お前無表情過ぎて気味悪いんだよ！！
人間なら誰だってもうちょっと笑うぞ、なぁ？」
“ 人間なら ”
『…すみません』
男「声もちっちぇーのかよ、ったく気味悪っ！」
逆に貴方はうるさ過ぎる。
やめてよ…皆が、こっちに注目しちゃうじゃん。
男「お前友達居ないだろ？ 居たとしても、どうせ
しょーもねぇ奴なんだろうけど！」
『……しょーもなくないです』
沸々と怒りが込み上げてくる。
私は良いけど、あの２人は駄目だ。
だから、せめて、私が。
『私の “ 友達 ” は、貴方より綺麗な人です』
男「あぁ！？」
迫力に驚いて、後退る。
そして、もう１度わざとらしくこう言うのだ。
男「こんなんじゃ友達も居なそうだなぁ。
…あ、居るって言ってたっけな？
いやー、失望すると思うぜぇ？」
何も、言えない。
何とも言えない悔しさが、私の中を駆け巡る。
そのまま、数十秒が経った。
たった数十秒、私には何分間にも感じられた。
類「先程の言葉は、僕に向けても言えますか？」
ずっと聞いてきた声、優し過ぎる声が、私を安堵させる。
顔を上げると、そこには紫髪の先輩が居た。
『…神代先ぱ…』
息を呑んだ。
何でそんな、無表情なの？
思わず鳥肌が立つ。
こんな神代先輩、私は知らない。
少し後ろに立っていた瑞希は、今にも倒れそうなほど
顔を青白くしていた。
─────
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ramune(プロフ) - 空無さん» こちらこそ感謝です！ (8月18日 8時) (
レス) id: b281f98d72 (このIDを非表示/違反報告)
空無(プロフ) - 続編感謝です！ (8月18日 8時) (レス) id: ce1eb79c94 (このIDを非表示/違反報告)
ramune(プロフ) - 廻慧さん» ありがとうございます〜！！！同じ受験生でしたか！！ほんと勉強しなさ過ぎて私はやばいです……笑 心強いです、一緒に頑張りましょう！！ (8月18日 8時) (レス) id: b281f98d72 (このIDを非表示/違反報告)
廻慧 - 続編おめでとうございます！私も受験生なのでお互いに頑張りましょう！ (8月18日 8時) (レス) @page46 id: 6c38b128dd (このIDを非表示/違反報告)
ramune(プロフ) - さふゆわさん» さゆふわ様〜！ありがとうございます〜！！続編今日作りますね！！！お楽しみに！ (8月18日 7時) (レス) id: b281f98d72 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ramune | 作成日時：2022年7月17日 21時
