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〜夢主side〜
幼い頃から、ずっと努力をしてきた。
皆に嫌われないように、一緒に笑い合って居られるように。
小学校の入学式に緊張していた私がお母さんに聞いた事。
『学校に行って、私に友達できるかなぁ…』
驚いたような表情をした後、優しく笑って『魔法の言葉』を
私にかけてくれた。
「大丈夫。 笑って、皆に優しくしていれば」
その言葉を信じてきた。
１年生というのは純粋で、自分に優しくしてくれるだけで
好感度が上がるんだろう。
男女関係なく、積極的に声を掛けて精一杯優しく対応した。
勉強が分からなかったら教え合う、嫌な事があったら慰め合う。
皆が私を求め始めていた。
その頃の私ももちろん純粋な訳で、頼られるのが嬉しかった。
幼い子は闇を知らない。
学年が上に上がっていくにつれて、嫌われないように笑った。
癖が付いたのか、私は人を前にすると自然に口角が上がるようになっていた。
『シンデレラ』よりは、長い長い魔法の有効期限。
ある日、教室に入ると一気に静寂が訪れた。
いつものように明るく挨拶をしても、誰も答えない。
本で読んだし、学校の授業でも何回もやっている事。
１年生の頃より頭が良くなった私は、気付いた。
これは「いじめ」だと。
それでも構わずに、前と同じように接した。
そうしたら、言われたくなかった事をはっきり言われた。
「Aがしてるその優しさ、うざいんだよ」
自分でも分かっていた。
実によくある展開が、私の目の前で繰り広げられた。
その日はお母さんとも喧嘩した。
ほとんど八つ当たりだけど、お母さんは何も言わなかった。
中学校に入っても、私に対する『目』は変わらなかった。
ゴミを見るような目、別の人種を見ているような汚い目。
学生になってから７年。
今までよく頑張った、そう自分を称えてから屋上へ向かった。
入ったのは初めてだった。
空は見事な快晴で、それが私を尚更苦しめた。
柵を容易く乗り越えて身を乗り出す。
…痛んだろうなぁ、『死』っていうのは。
我慢していた涙が溢れ出した。
今更涙を流してどうするんだ、どうせ誰も気付いてくれないくせに。
『死にたくないなぁ…ッ、死にたく、ないなぁ…！』
私は『孤独』である事に劣等感を抱いていた。
背後でドアの開く音と、私の右腕を掴む人の腕。
「…置いてくつもり？」
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ramune(プロフ) - 空無さん» こちらこそ感謝です！ (8月18日 8時) (
レス) id: b281f98d72 (このIDを非表示/違反報告)
空無(プロフ) - 続編感謝です！ (8月18日 8時) (レス) id: ce1eb79c94 (このIDを非表示/違反報告)
ramune(プロフ) - 廻慧さん» ありがとうございます〜！！！同じ受験生でしたか！！ほんと勉強しなさ過ぎて私はやばいです……笑 心強いです、一緒に頑張りましょう！！ (8月18日 8時) (レス) id: b281f98d72 (このIDを非表示/違反報告)
廻慧 - 続編おめでとうございます！私も受験生なのでお互いに頑張りましょう！ (8月18日 8時) (レス) @page46 id: 6c38b128dd (このIDを非表示/違反報告)
ramune(プロフ) - さふゆわさん» さゆふわ様〜！ありがとうございます〜！！続編今日作りますね！！！お楽しみに！ (8月18日 7時) (レス) id: b281f98d72 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ramune | 作成日時：2022年7月17日 21時
