検索窓
今日:4 hit、昨日:2 hit、合計:7,963 hit

プロローグ ページ2

Aside



15年前...。



A「っ...!」



学校につき、靴箱を開けると、上履きが黒のマジックペンで落書きされていた。

「消えろ」とか「来るな」とか嫌な言葉ばかり。



もう、やだよ...。
学校に行きたくない...。



私は歯を食いしばって、上履きを水道で洗い始めた。



男の子「どうしたの?」



ふいに、後ろから声をかけられた。
後ろを向くと、見知らぬ男の子がいた。



私と同じくらいかな...。



私が呆然と立っていると、その男の子は



男の子「何これ!ひどい...!」



と言って、上履きの片方を洗い始めた。



A「え...大丈夫だよ...?授業始まっちゃうよ?」



と言うと、男の子は真っ直ぐな瞳で、



男の子「困っている人を助ける方が先!」



と言った。



そんなこと言われたのは初めて...。
いつも周りは私を差別する目で見るけれど、この子は違う...。



このとき、私の中で一筋の光が差し込んだ。







男の子「...はい!洗えた!」



と男の子は洗い終わった上履きを渡してきた。

その上履きは真っ白で、落書きされる前よりキレイだった。



男の子「んー...でも濡れてるから履けないよね...」



男の子は少し考えてから、自分の上履きを脱いで、



男の子「...はいっ!オレの履いて!」



と私に上履きを渡してきた。



A「えっ!でもキミが怒られちゃう...!」

男の子「大丈夫!大丈夫!ほら!履いて!」



私はありがたく、その男の子の上履きを履いた。少しだけ大きい。



A「あ...ありがとう...」



と私が言うと、男の子はキラキラの笑顔で、



男の子「いーのいーの!...あ!あとこれもあげる!」



と言い、私にきれいな指輪を渡した。



男の子「オレはキミの味方だから...!」



そう言って、男の子は教室へ向かおうとした。



A「あっ...!キミの名前はっ...?」



私は男の子に向かって叫んだ。
男の子は振り向き様に言った。



男の子「オレの名前は...」

夢→←登場人物紹介



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (17 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
35人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ひよ - ゆりりんさん» ありがとうございます!無事合格しましたのでこれから更新速度を上げて行きたいと思います!! (2020年4月8日 13時) (レス) id: c2c28956af (このIDを非表示/違反報告)
ゆりりん(プロフ) - ひよさん» いえいえ!いつでもお待ちしておりますよ!作者様のペースでお待ちしておりますー! (2020年1月11日 22時) (レス) id: 0d2ab6c1fe (このIDを非表示/違反報告)
ひよ - ゆりりんさん» ありがとうございます!今作者は受験生でして...!更新もう少し遅れそうですT_Tすみません...>_< (2020年1月11日 21時) (レス) id: f5494a77cd (このIDを非表示/違反報告)
ゆりりん(プロフ) - 面白いです…!応援してます! (2019年12月1日 23時) (レス) id: 638a835745 (このIDを非表示/違反報告)
ひよ - Nさん» すいません(T_T)でも!夏休み入ったんで、夏休み中は1日1回更新を目標に頑張ります!w (2019年7月21日 21時) (レス) id: 9013a0ca57 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ひよ | 作成日時:2019年3月28日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。