△9▽Ndaho△ ページ9
俺の家にたまたま二人でいたとき
シルクの幼馴染みが好きだとマサイに言った
打ち明けるべきか隠し通すべきか、わからなかった
高一のとき、クラスは別れたけど
Fischer'sのメンバーで
唯一同じ高校にきたシルクとは安定の仲
そのときにAと知り合った
幼稚園からの幼馴染みだけど
家の事情で小学校と中学校は違うところだったらしい
でも、シルク家と親は繋がりがあって
特に仲良しの母親同士は休日は会うことが当たり前で
それにお互い付き添ってたみたいだ
壁を作らない子。
初対面だけど話しやすかったのが第一印象だった
高二で二人とクラスが同じになった
この学校は二年三年持ち上がりだから、来年もこのまま
俺の前の席が奇跡的にシルクだったのに
うるさかったらしく前へ移動させられた
右隣はA
シルクがいたときも話はしてたけど
離れてからもっと話すようになった
-
いつだったかの数学の時間
数学の先生はバスケ部の顧問だから
「はい絹張、黒板に問三」
シルクによく当てる
「えーわっかんねえよ」
「わかんなくねえ」
トンチンカンな答えを書く
また動画の企画のこと考えてたんだろうなあ
「ばかだよね」
そう笑った君の横顔が幸せそうで
ああこの子はシルクが好きなんだって思ったんだ
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作者名:エビアレルギー | 作成日時:2017年10月12日 8時