△30▽Ndaho△ ページ30
居間に通される
ああAの匂いだ
違うぞ変態とかじゃない
「ソファにでも座ってて」
「うん」
「コーラがいい?」
「あ、うんありがとう」
冷蔵庫を開ける音と
シュワぁという炭酸の音が聞こえた
「朝飯食べた?」
「食べてなーい」
「俺も食ってない」
「お腹空いたよね(笑)
もう食べちゃおうオムライス」
「いただきまーす」
おいしそうに頬張る
ダメだめっちゃかわいいくっそ、、
-
「ごちそうさま!」
奢りありがとうと二ヒヒって笑う
いやもうなんでもいいっすごちそうさまです
今が幸せすぎて頭が沸騰しそう
ぷはーって飲み終えて、ひと段落着くと
「なにを話したかったの?」
本題へ
「昨日さ、ごめん。俺申し訳ないことした」
「違うの千里悪くないよ、私が悪いごめんね」
「だってシルクと一緒にいたのに邪魔した」
「あーうーん、ちょっと嫌だった」
笑いながらストレートに言う
さすがに傷つくんですけど
「でもね、それを態度に出した自分に腹立ってた」
「悪循環が続いた、みたいな?」
へへごめんね、と笑う
「諒にさあ、告白したらね、
俺と付き合わない方いいよって言われちゃった」
目には涙が浮かんでいる
……告白、したんだ
「…そっか」
「うん」
「俺は嘘ついた」
「うそ?」
「迎え待ちって」
「どういうこと?」
責めてるわけでもなく、ただ落ち着いた声
もういい
言ってしまおう
「俺Aのこと好きだから
シルクと二人になってほしくなかった」
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作者名:エビアレルギー | 作成日時:2017年10月12日 8時