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△21▽Ndaho△ ページ21
ごめんA
明らかに不機嫌になった
いつも通りにしてるけど俺にはわかる
申し訳ないと思いながらも
二人きりにさせたくなかった
今更感ありすぎてるけど
恋愛関係の話してたとか?
他愛ない話ならあんな変わらないもんな
こういうときの俺の勘は、変に鋭いと思う
いつも絶対に気づかないことに
こういうときだけいつも気づく
グルグル考えながらもシルクと話していた
塾に着くと、女の子がAの名前を呼んで手を振っている
隣は手を振り返していた
またねとこっちにも手を振ると
その子に駆け寄っていった
「ね、ちょっと待ってシルク」
じゃあ、と言いそうになったシルクを止めた
「?」
「俺やらかしたかな」
「なにを?」
ああこいつに言ってもダメじゃん
こんなの相談にはならないよな
「なんでもないごめん!塾がんばれ!」
ハテナがたくさん頭の上に浮かぶシルクを置いて、俺は一方的に帰ってしまった
あーたぶんこれはもう
最悪だ
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作者名:エビアレルギー | 作成日時:2017年10月12日 8時