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△18▽Ndaho△ ページ18
六時半
ピコン、とLINEの通知音が鳴った
「シルクから?」
「うん。部活終わったって」
「ほれ準備しろ!」
待たすと怒られるぞーってゲームを続けながら言う
何回もあって分かってることなのに
好きだと自覚した今は、なんか苦しい
Aは帰る準備をし終えて
マフラーを巻く
「ばいばい千里」
「じゃなー」
マフラーは少し雰囲気を変える
かわいい
今日は迎え待ちと言ったけど
それは嘘で
忘れ物を取りにきただけのはずだった教室に
勉強をするAがいるから
つい残ってしまった
一緒に教室にいる口実として言っただけなんだ
「変態みたい」
思ったことを口に出してしまう癖を
一人の教室に響かせてしまった
窓の外から、並ぶ二人を見てしまう
アホだ俺
なに自分から傷付きに行ってんだろう
追いかけていった俺はもっと馬鹿だ
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作者名:エビアレルギー | 作成日時:2017年10月12日 8時