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「今から部活?」
「おう。もう塾行く?」
今日は私の部活がオフだった
待ってようかな
「待ってるね」
「了解。じゃ行ってくる」
「がんばれ!」
「おー!」
手を上げて体育館まで走っていく諒
私は教室で待つことにした
-
「あれ?Aがいる」
教室のドアからは、ひょこっと顔を覗かせた千里がいた
「あ、千里だ」
「グラウンドべちょべちょ過ぎて
急遽部活なくなったー」
「雨ザーザーだったもんね昨日」
昨日の夜中からお昼頃まで振り続けてた雨の影響で
野球部は部活がなくなったらしい
「なにしてるの?」
「勉強」
「真面目だ」
「まあね」
ドヤ顔をする
「どーせシルク待ちでしょ」
この人はたまに意地悪なことを言う
「俺も一緒に待ってあげる」
と、いつも通り隣に座る
いつもの違うところは練習着でいるところ
「チャリで帰るの?」
「や、今日は迎え。迎え待ちなの今」
「やった〜〜」
一人は寂しかったから嬉しい
「英語教えてくださいAさん」
「お、真面目だ」
「まあな」
-
ふと時計を見ると五時を過ぎていた
お隣さんは
「英語勉強しなくても俺生きていけるわ」
とか言って、モンストを始めた
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作者名:エビアレルギー | 作成日時:2017年10月12日 8時