夜明けの空に。４

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sideなし









『ってことで今日から働き始めます！！

寝まくっててすみませんでした、カレンダー見てびっくりなんですけどっ！

未来に来ちゃった感！』









そう笑いながらベッドを出る彼女を見守る５人の顔は


笑顔で溢れていた。









彼女がいることで

この6人に保たれているものがあるような感じがした。









Aside








朝倉「Aちゃんと２日間も話せないの寂しすぎたな〜。」




背伸びをしながらそう言ってくれる美月先生に


私の口元はすぐ緩んでしまう。









『ええ？２日間で寂しく思ってくれるんですか？』








高岡「ほんとほんと、その分今日の朝ごはんAの奢りってか手作りでもいいよね。」





深澤「何それ最高！」





桜庭「えっ、超いいじゃん、成瀬も食べたいよね？」






成瀬「は？病み上がりで作れんのかよ。」







『よっし、任せてください。

病み上がりスペシャルな朝食を提供しますよ！！』









桜庭「いいねAちゃん！」






高岡「何それ、なんかこわ。」




怖いって何よ、幸保！！！








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朝倉「いや、味はほんと間違い無いだろうから。」




そう言って医局に戻る６人だった。









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戻る途中、



本郷「A、もう体は大丈夫なのか？」





廊下で病棟から出てきた本郷先生に声をかけられ、私はそちらを振り向いた。









『はい、ってか寝ちゃってただけっていうか…背中が痛いですけど！

今夜から仕事は復帰するんでよろしくお願いします。』







本郷「５人、だいぶ寂しそうに何度もお前の様子見に行ってたぞ。」






『え、可愛いですねみんな。』



キュンなんですけど。







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本郷「もっと頼っていけ。

あいつらはお前が無理してんのが一番辛いと思うぞ。」







『はい、ありがとうございます…

でももうたくさん助けてもらってるんだけどな。』








＿私には、心強くて、頑張る力をくれる

大切な仲間がいる。


それだけで、もうその存在が近くにいるってだけで



救われるし、寄りかからせてもらってる感じがする。




過去を知った時、もちろん悲しさや切なさもあったけど



私を思ってそばにいてくれる人が今ここにいる。




それなら何があっても私は強くなれる。


生きてゆける。




そう思ったんだ。＿

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