彼人が八人 ページ10
「よう、芥川」
「!Aさん!」
「相変わらず、元気そうだな」
「はい、この通rゲホ,ゲホ」
「前言撤回していいか?」
"漆黒"と言う印象が残るであろう男性
黒髪に黒瞳、髪の毛先は白くなっているが、それを差し引いても真っ黒な服装
それはまさにポートマフィアそのもの。
ポートマフィア遊撃隊長「芥川龍之介」
異能力【羅生門】
「あんま無茶すんなよ?お前は只でさえ体弱いんだからな?」
「御意」
「あ、お前今日休みか?」
「?はい、休みですが…」
「無花果ケーキ焼くから食わねぇか?紅葉も仕事だし…」
「!行かせていただきます」
「おお、食欲はあるみたいだな。それと同じくらい普通の飯食ってくれよ?」
「胃に入りませぬ」
「入れろ」
「…善処します」
「よし、じゃあ1時間後くらいに部屋来てくれ。樋口連れてきてもいいぞ?」
「樋口はよいです。」
「…もっと優しくしてやれ。彼奴は女なんだから。」
「女であろうが男であろうが只の部下です故」
「…分かった。でも訓練の時は太宰がお前にされたような教え方は絶対にするな。いいな?」
いいな?の言葉にこもる威圧
何故、Aが太宰をそこまで険悪するのか、芥川には分からなかった。
「は、はい」
「んじゃ、また後でな。」
軽く笑って手を振りながら、Aは部屋を出ていった。
「Aさん、貴方は何故…」
"そこまで
その一言が、喉に詰まって出なかった。
98人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
前戸宮(プロフ) - うわぁ…尾崎紅葉様好きすぎる自分にとってはマジ神っす() (9月19日 20時) (レス) id: 40b619e51d (このIDを非表示/違反報告)
printemps(プランタン)(プロフ) - がんばってください! (2020年5月3日 18時) (レス) id: a86d5a1323 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ