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「あ、ヒョン」
と軽く返すドンヒョクに食い気味に
「やっぱドンヒョクだ！なになになに隣の子は？！彼女ー？！」
と迫る男の人。
…学校の先輩？なんかすごく見られる。
「ちょっとー、急にいなくなんないでってば、他の人皆んなあっち行っちゃうよー？」
人混みの中から目の下のほくろが印象的な同性から見てもすごく美人で素敵な女の人が来た。
「……あ」
ドンヒョクと女の人の声が重なる。
「久しぶりだねドンヒョク、」
チラッとAを見てペコっとお辞儀をする。
「そうですね、ヌナ」
「ふ、ヌナね〜、」と呟き、
ガッと男の人の肩に腕を回して
「じゃ、邪魔者は消えますんで」
とくるりと背を向け、去って行く。
その後ろ姿を見るドンヒョクの眼差しと横顔がAの心にチクリと刺さる。
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作者名：ポックンミョン | 作成日時：2021年2月11日 8時
