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妹が中学生になって、私と同じ学校に入学してきた。
妹は入学式で、学年代表として挨拶をしていた。
「なぁ、あの1年めっちゃ可愛くね？」
「やば、代表ってことは頭いいってことだよな？」
そんな男子達の話し声が聞こえる。
やっぱり、妹はどこに行っても可愛いんだ。
私なんかと違って。
別に男の子から好かれたいわけじゃないけど、劣等感が強くなる。
「Aちゃん、どうしたの。
今日、暗い顔してる。」
「っ、え、そうかな…。」
「…嫌なこと、あった？」
隣の席に座るナナちゃんは、私を見ながらそう言った。
ナナちゃんは、壇上に立ってる人が、私の妹だなんて知らない。それに、妹が私に対して暴言を吐くことも。
ナナちゃんが知ってるのは、私のお母さんが私に対して冷たいってことだけ。
ナナちゃんから壇上に目を向けると、ふと妹と目が合う。
「…っ。」
気のせいじゃないと思うのは、何秒もずっと目が合っているから。
すると妹は、最後に口角をあげて、私から目をそらした。
「…ねぇ、あんたさぁ。」
家に帰ると、妹に話かけられた。
「今日隣に座ってた人、もしかして幼なじみ？」
ナナちゃんの存在を知っていても、顔を知らない妹はそう聞いてきた。
「…そう、だけど…。」
「へぇ、あの人だったんだ。」
妹はそう言うと、私に近づいてくる。
嫌な笑みを浮かべながら。
「…ねぇ、紹介してよあの人。
あんたには不釣り合いだから、私が貰ってあげる。」
「…っ、は？」
「何、あんた、もしかしてあの人が好きなの？
はははっ、自分の顔鏡でよく見てみなよ。
あんたみたいなブス相手にされるわけねぇだろ。」
妹はそう言うと、私にわざとぶつかって横を通りすぎた。
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世莉 - 名無し12349号さん» コメントありがとうございます！楽しみにしていただけて嬉しいです！2章でも愛重めヘチャン楽しんでいただければと思います！ (4月13日 6時) (
レス) id: 7277dbf024 (このIDを非表示/違反報告)
名無し12349号(プロフ) - コメント失礼します❕ほんとに面白くて最近毎日チェックするくらい楽しみでした！ヘチャン重めの愛がすごく刺さりました🥺💗第二章も楽しみにしています！！ (4月10日 22時) (レス) @page48 id: fa94027d31 (このIDを非表示/違反報告)
世莉 - 芽依さん» コメントありがとうございます！他の作品も何度も読んでいただいて、本当に嬉しいですTT更新が不定期でご迷惑をおかけしますが、最後まで頑張ります！ (4月9日 7時) (レス) id: 7277dbf024 (このIDを非表示/違反報告)
世莉 - sn9pvdztkkさん» コメントありがとうございます！何周も読んでいただけて本当に嬉しいですTT不定期更新ですが、更新も頑張ります^^ (4月9日 7時) (レス) @page44 id: 7277dbf024 (このIDを非表示/違反報告)
芽依(プロフ) - コメント失礼します！世莉さんの作品が大好きで、全ての作品をなん度も読み返してます！！ほんとに最高すぎて更新を毎日楽しみにしてます🥰お身体に気をつけて作品を作っていってくださると嬉しいです☺️ (4月8日 21時) (レス) id: b14c07a3ac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：世莉 | 作成日時：2024年3月14日 12時
