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キスをした後、ドンヒョクは、隙間がないぐらいぴったりとくっついて、私の隣に腰をかける。
そして、空いている私の手をギュッと握った。
「…ドンヒョク。」
「ん？」
「何で私がここにいるって分かったの？」
私がそう聞くと、ドンヒョクは「あー…」と声を漏らす。
するとドンヒョクは地面を見ながら、小さな声で答えた。
「ナジェミンから、聞いた。」
「っ、え、ナナちゃん？」
「夜中、あいつがどっか行こうとしてるの見て、嫌な予感したから、問い詰めた。
…そうしたら、ナジェミンが、『Aちゃんはどっかの誰かをずっと待ってるけど、僕は一人にはさせられないから』って言って…
いてもたってもいられなくなって、来た。」
ドンヒョクは、真剣な眼差しでこちらを見つめていた。
ドンヒョクから目を逸らさずにいると、私の手をさっきより強く握る。
「聞いてたでしょ、あれ。」
「あれ？」
「俺が資料室で話してたこと。」
やっぱりバレてるよな、なんて思いながら頷くと、それを見たドンヒョクは話を続ける。
「俺は、A以外を愛することはないし、これから先もそうだって誓える。」
「…。」
「女遊びしたとか言われてるけど、実際ただ一緒に遊んだだけで、ハグだってキスだってそれ以上のこともしてない。」
「…っ。」
「Aとしか、そういうことしたいと思わなかった。」
ドンヒョクはそう言うと、私に軽く口付ける。
ドンヒョクとまた視線を合わせれば、ドンヒョクは優しく微笑んだ。
「Aは、どうだった？」
「…。」
「俺が避けて、どう思った？」
ドンヒョクの表情は柔らかくて、あの不安そうな目はしていない。
きっと、私がなんて答えるか、分かってるんだろう。
「辛かったよ、すごく。
ドンヒョクに避けられたことも、ドンヒョクが他の女の子と一緒にいたのも。」
「…。」
「…私だけのドンヒョクなのにって、思った…。」
「っ、可愛い…。」
ドンヒョクは手を離して、私を強く抱き締めた。
私もドンヒョクの背中に手を回すと、耳元でドンヒョクの「ふふっ」と笑う声が聞こえた。
「愛してるよ、Aだけ。」
「っ、私も、ドンヒョクが一番好き。」
私がそう言うと、ドンヒョクは私にまたキスをした。
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世莉 - 名無し12349号さん» コメントありがとうございます！楽しみにしていただけて嬉しいです！2章でも愛重めヘチャン楽しんでいただければと思います！ (4月13日 6時) (
レス) id: 7277dbf024 (このIDを非表示/違反報告)
名無し12349号(プロフ) - コメント失礼します❕ほんとに面白くて最近毎日チェックするくらい楽しみでした！ヘチャン重めの愛がすごく刺さりました🥺💗第二章も楽しみにしています！！ (4月10日 22時) (レス) @page48 id: fa94027d31 (このIDを非表示/違反報告)
世莉 - 芽依さん» コメントありがとうございます！他の作品も何度も読んでいただいて、本当に嬉しいですTT更新が不定期でご迷惑をおかけしますが、最後まで頑張ります！ (4月9日 7時) (レス) id: 7277dbf024 (このIDを非表示/違反報告)
世莉 - sn9pvdztkkさん» コメントありがとうございます！何周も読んでいただけて本当に嬉しいですTT不定期更新ですが、更新も頑張ります^^ (4月9日 7時) (レス) @page44 id: 7277dbf024 (このIDを非表示/違反報告)
芽依(プロフ) - コメント失礼します！世莉さんの作品が大好きで、全ての作品をなん度も読み返してます！！ほんとに最高すぎて更新を毎日楽しみにしてます🥰お身体に気をつけて作品を作っていってくださると嬉しいです☺️ (4月8日 21時) (レス) id: b14c07a3ac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：世莉 | 作成日時：2024年3月14日 12時
