Episode 13 ページ22
DH「A？どうしたのっ、」
「ごめんっ」
今は誰とも話せない、
ドンヒョクの声が後ろで聞こえたけど無視して走り続けた。
「Aっ?」
後ろから聞こえる足音、
DH「Aっ、」
突然目の前が真っ暗になった、
気づいたら私はドンヒョクの腕の中にいて、ギュッと抱き締められた。
それはるな達とするハグなんかじゃなくて、恋人同士がするハグでもなくて、
壊れかけている心から溢れ出す何かを必死に受け止めている、そんなものだった。
「ドンヒョク…?何でっ」
DH「何があったかは知らない。でも、今離れたらA壊れちゃう気がする。ごめん。」
我慢していたはずの涙はとっくに溢れていて、止まらなかった。
「ドンヒョクに、話聞いてほしい。」
DH「俺で良いなら聞くよ、」
誰にも話したくなかったはずなのに、気づいたら今までの事を最後まで話していた。
私が話している間、ドンヒョクはずっと黙ってそばにいてくれた。
DH「帰ろっか、でちゃんとお兄さんたちと話しなよ。」
私の話に何か意見を言うわけでもなく、ドンヒョクが言った。
DH「俺が口を挟んでいい問題じゃないから。しっかり思ってること伝えればいいんだよ。」
そうだ、私まだオッパたちとちゃんと話せてないから。
そもそも家に帰ったって言えないし、勝手に出てきちゃったからオッパたちも心配してるかもだし。
断ったけど結局ドンヒョクは家まで送ってくれて、いったいどこまで優しいんだろう。
いつもドンヒョクに助けてもらってばかりだ、
「ただいま」
作者より↓
こんばんは、れるろろです。
気づけばお気に入り登録をしてくださっている方が22人も！
ありがとうございます(泣)
こんなよく分からない妄想を読んでくださって感謝でいっぱいです。
この物語を完結できるよう、頑張っていきますのでこれからもよろしくお願いします。
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作者名：れるろろ | 作成日時：2021年2月13日 14時
