君はまだ知らない (ページ14)

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Episode 9 ページ14

『お待たせー、』

JN「全然ー、」

そっか、るなとジェノ君って幼なじみって言ってたっけ。

ドンヒョク君、やっぱカッコいい。

DH「Aちゃんの私服初めて見たー!」

「私もドンヒョク君の私服初めて見たー!」

DH「可愛いー!」

え、可愛い？

ドンヒョク君ってさらっとこういうこと言っちゃう人だっけ、

「…」

DH「Aちゃん?ごめん。イヤだった？」

「え?あっ、全然イヤじゃないよ！むしろ嬉しいし。ドンヒョク君だっていつもよりカッコいいし！」

あ、思ってたこと全部言っちゃった。

最悪、ヤバイやつじゃんこれ完全に。

いつもよりカッコいいって普段からカッコいいって思ってることバレちゃうじゃん。

DH「…」

チラッとドンヒョク君見たら黙っちゃったし、

「ごめん。私変なこといっちゃって。」

DH「Aちゃん、俺さ、」

え、なに?

めっちゃ沈黙が続いてる…

DH「やっぱ何でもないわ！早く行かなきゃ置いてかれる！」

「ほんとだ、るなたちひどい。」

ドンヒョク君、何言いかけたんだろう。

私、カッコいいとか言っちゃったし、明日から普通に学校あるのに。

てか、ドンヒョク君私の事可愛いって言った?

絶対お世辞だ。

言うことなかったから言っただけ、A自惚れしない!